別冊UD style

03 のびのび遊べる秘密はココ!
子ども配慮のデザイン

子どもには思い切り遊んでほしい、でも、危なっかしくてついつい心配してしまう。
そんなときは、子どもだからこその行動やサイズに配慮されている場所に行きましょう。
無理なく動き回れるから子どもたちは安全、一緒にいるお母さん、お父さんたちも楽しめるにちがいありません。

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UD Story テーマパーク

乗り物からベンチ、水飲み場…
さりげない配慮が楽しさを倍に

  • 坂道
  • 階段
  • 水飲み場
  • ベンチ

大人から子どもまで1日中、時を忘れて楽しめる「東京ディズニーシー」。
その理由は、アトラクションだけではありません。
実は、園内のちょっとしたベンチや水飲み場、ごみ箱まで、大人も子ども使いやすいサイズやデザインに徹しているから。
坂道や階段も、次のアトラクションを目指し自然に上ってしまうような、ちょうどよい角度や高さになっています。
それが海を模した魅力的な景色の中に溶け込んでいて、園内をずっと楽しく巡れるのです。

(出典:TOTO×日経デザイン ホッとワクワク 以下同)
UD Story 保育所

安心して駆け回れるよう
子どもならではのケガに予防策

  • 保育所
  • 指はさみ防止
  • ストッパー
  • 事故を予見

子どもたちは、突然、思いもよらない動きをするときがあるもの。
「みどり保育所」では、引き戸の指はさみを防止するようなストッパーをつけたり、
子どもの手の届きそうな場所にある蛍光灯には樹脂のカバーをかぶせたりと、これまでの経験から思わぬ事故を予見して要所で対策しています。
これも保育所を使いやすくするためのユニバーサルデザインといえますね。
子どもも保育士さんも笑顔でのびのび過ごしているわけが、ここにありました。

UD Story 体験型テーマパーク

子どものサイズ、目線に徹底して合わせ
スムーズに仕事の体験を

  • テーマパーク
  • 仕事体験
  • 仕事道具
  • 子どもの目線

幼稚園から小学生くらいまでの子どもが仕事体験をするためにつくられたテーマパーク「キッザニア」。
この中の街にあるお店や車、信号機、家具、仕事道具はすべて子どもに合わせてつくってあります。
サイズがあっているから、すべて安全に楽しく使いこなすことができる。背伸びせず自然体で、大人になりきって仕事を体験できるのです。
まさに子どもの目線に徹した、ユニバーサルデザインです。