この新運営委員会による初の展覧会企画として、世界の7カ所――東京、メルボルン(オーストラリア)、マデイラ島(ポルトガル)、サンティアゴ(チリ)、シアトル(アメリカ)、シンガポール、オロット(スペイン)――から7組の建築家を招き、25周年記念展「GLOBAL
ENDS―― towards the beginning」を開催します。彼らは、均質的なグローバリズムの潮流に与することなく、それぞれの地域や文化、風土に根ざしながら設計活動を展開する建築家たちです。本展のタイトルには、「世界の果て(GLOBAL
ENDS)」にこそ何かが潜んでおり、そこから多様で新たな価値観が生まれてくる、という期待が込められています。「GLOBAL ENDS」は、まさに、ここから世界に繋がり、拡がっていく「触手・先端」を意味しているのです。
また、本展のゲスト・キュレーターとして、ケン・タダシ・オオシマ氏(建築史家・ワシントン大学准教授)を迎えました。オープン初日から2日間連続で開催されるシンポジウムでは、世界の建築潮流を見続けているオオシマ氏が座長を務め、7組がそれぞれの地域、文化、思想、実践について語り、互いの価値観を共有する場をもちます。
TOTOギャラリー・間25周年記念展として企画された「GLOBAL ENDS――towards the beginning」には、ローカルな拠点に根差しつつ、より広範囲な世界で可能性を追求する個性ある5大陸、7カ国の注目すべき建築家たちが参加します。このグループは、東京から広がり、メルボルン(オーストラリア)からマデイラ島(ポルトガル)、サンティアゴ(チリ)からシアトル(アメリカ)、シンガポール、そしてオロット(スペイン)を結ぶ多様な軌道の一群を代表しています。ここで各建築家のデザインのローカルな標準を並置することによって、その建築家特有の豊かな特徴が浮かび上がります。彼らの実作における感触や素材感は、本展覧会のために特別に準備された大小の立体作品、図面、写真、ビデオによって表現されます。1800mm角の台に展示される大きな模型では自身の精神と現在形を表明し、300mm角の台に設置される小さなオブジェでは、「GLOBAL
ENDS」から想起される自国の言葉を具現化します。さらに中庭では、この新たに姿を現しつつある建築文化の概念的理解をうながすために、近・現代の識者によって書かれ、また語られてきた言葉と文章、そしてTOTOギャラリー・間のこれまでの出展者達に投げかけた質問に対する回答が、投影されます。