TOTO
重奏する建築
 
重奏する建築
文化/歴史/自然のかなたに建築を想う
TOTO建築叢書2
著者=岸和郎
発行年月=2012年9月
体裁=四六判(128×188mm)、並製、336頁
ISBN=978-4-88706-329-7

ブックデザイン=中島英樹(中島デザイン)

定価=本体1,800円+税
建築家が引く一本の線の裏側
建築家としての活動の場を京都におき、30年にわたって建築と正面から向き合い、作品をつくりつづけてきた岸和郎氏が、今改めて「建築とは何か」を問う渾身の一冊。

価値観が多様化し社会構造が揺らいでいる現代において、「建築的価値」を語ることの意味すら失われつつあるなか、岸氏はあくまで建築家である自身の目を信じ、あえて私的な視座から都市や自然、建築を語ります。

岸氏が、京都、東京をはじめアジアの各都市を、また世界の名建築の数々を訪ね、自身の体験として咀嚼することによって、それらから学んだことを五感に取り込み、自身の作品へどう投影してきたのかを明らかにしていきます。

そして、このような建築の批評・分析を通して自らの思索を深めていくことこそ、建築家であることの悦びであるとも語っています。

今まさに建築家を目指している若者や、もう一度建築を学びたいと考える社会人に向けた岸和郎氏からのメッセージを是非ご一読ください。
立ち読み
プロフィール
岸和郎 Waro Kishi
1950年横浜市生まれ。1975年京都大学工学部建築学科卒業、1978年同大学大学院修士課程建築学専攻修了。1993年~2010年京都工芸繊維大学にて教鞭をとる。UCバークレー校、MITで客員教授を歴任。現在、京都大学大学院教授。
「日本橋の家」で日本建築家協会新人賞、ケネス・F・ブラウン・アジア太平洋デザイン賞功労賞、日本建築学会賞を受賞。
主な著書に、『建築を旅する』(2003、共立出版)、『Waro Kishi』(2005、Electa、Italy)、『逡巡する思考』(2007、共立出版)など。
主な作品に、「日本橋の家」(1992)、「紫野和久傳」(1995)、「かづらせい・寺町」(2000)、 「深谷の家」(2001)、「子午線ライン明石船客ターミナル」(2003)、「ルナ ディ ミエーレ 表参道ビル」(2004)、「ライカ銀座店」(2006)、「GLASHAUS/ 靱公園」(2007)、「東京国際空港ターミナル商業ゾーン」(2010)、 「曹洞宗佛光山喜音寺」(2012)など。住宅、商業ビル、寺院など幅広く手がける。
目次

はじめに
第1章 「建築と秩序」について
第2章 場所と文化を読む――香港
第3章 場所と文化を読む――ソウル
第4章 場所と文化を読む――東京・京都 第5章 中庭・屋上庭園――都市に棲む
第6章 自然に呼応する建築
第7章 歴史と今日性を読む
第8章 概念としての構造について
第9章 建築を「分析」すること
あとがき

関連書籍
岸和郎
監修=田尻裕彦、石堂威、小巻哲、寺田真理子、馬場正尊
登場建築家=青木淳、塚本由晴、阿部仁史、石山修武、磯崎新、伊東豊雄、岸和郎、隈研吾、小嶋一浩、篠原一男、妹島和世、曽我部昌史、千葉学、太田浩史、内藤廣、西沢立衛、長谷川逸子、原広司、藤本壮介、藤森照信、槇文彦、松原弘典、山代悟、山本理顕、吉村靖孝
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著者=岸和郎、北山恒、内藤廣 
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企画・編集=ギャラリー・間
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著者=小野田泰明
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