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プレ・デザインの思想
 
プレ・デザインの思想
建築計画実践の11箇条
TOTO建築叢書3
著者=小野田泰明
発行年月=2013年9月
体裁=四六判(128×188mm)、並製、184頁
ISBN=978-4-88706-335-8

ブックデザイン=中島英樹(中島デザイン)

定価=本体1,400円+税
実践する建築計画学者が導き出した11のセオリー
本書は、建築計画者である小野田泰明氏の研究と実践から導き出された、“より良い建築空間を実現するための11のセオリー”に基づいて語られる建築計画の指南書であり、また日本では数少ない建築計画者の職能を解説する一冊です。

小野田氏は、建築計画学者として教育、研究に携わる一方、実際のプロジェクトにおいて、建築家やクライアントに請われ、コンサルタントとしてその設計や事業計画へも深く関わってきた、まさに実践する計画学者です。

空間に求められる機能やその在り方を、人が空間を認識しその行動を決定づけるメカニズムや建築計画の歴史、そして国内外の建設事情を交えながら、「せんだいメディアテーク」などの具体的な計画プロセスを例にとり、竣工後に行った調査結果とあわせてわかりやすく解説しています。

誰のための建築なのか?――建築作品と社会をつなぐプレ・デザイナーとして、人間と空間の関係を構築する建築計画実践の意義を問う一冊でもあります。
立ち読み
プロフィール
小野田泰明 Yasuaki Onoda
1963年石川県生まれ。1985年HPデザイン・ニューヨーク。1986年東北大学工学部建築学科卒業。1998~1999年カリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員(文部省在外研究員)。2007年~東北大学大学院教授。2010年~重慶大学客員教授。2012年~東北大学大学院都市・建築学専攻長。2013年~日本建築学会理事。
現在、岩手県釜石市にて復興ディレクター、宮城県石巻市復興推進会議副会長、宮城県七ヶ浜町復興アドバイザーなどを務める。
1996年日本建築学会論文奨励賞、2003年日本建築学会作品賞(阿部仁史と共同受賞)、2009年同教育賞、2011年グッドデザイン賞、2012年BCS賞。
主な著書に『オルタナティブ・モダンーー建築の自由をひらくもの』(共著、TN Probe、2005)、『モダニティと空間の物語』(共著、東信堂、2011)
建築計画者として「せんだいメディアテーク」(2001)、「横須賀美術館」(2007)に関わる。
建築作品に、「くまもとアートポリス・苓北町民ホール」(阿部仁史と共同、2002)、「伊那市立伊那東小学校」(みかんぐみと共同、2008)ほか。

目次

はじめに
第1章 空間は、ひとの行動によって切り開かれる。
第2章 ひとの行動と空間の状況は相互浸透的なものである。
第3章 機能は、空間を操作可能な状態に縮減する発明である。
第4章 ダイヤグラムや面積表は、機能を建築に定着する、計画の有効な道具である。
第5章 ダイヤグラムは、便利だが道具に過ぎない。道具に使われてはならない。
第6章 空間で、ひとを自由に操ることはできない。
第7章 良い空間は、ひとをつなげ、コミュニティの基盤となる。
第8章 良い空間の裏側には、ちゃんとした運営が存在する。
第9章 良い空間は、良い計画プロセスによって、初めて成就する。
第10章 良い計画プロセスは、社会における縦と横の信頼によって支えられている。
第11章 良い計画プロセスには、しっかりした職能とそれを社会に位置付ける仕組みが不可欠である。
あとがき

誤記のお詫びと訂正のお知らせ

『プレ・デザインの思想 建築計画実践の11箇条』(2013年9月刊行 初版第1刷)におきまして、記載に誤りがありました。
謹んでお詫び申し上げますとともに、以下のとおり訂正させていただきます。


182ページ クレジット一覧

誤)気象庁HP 29ページ 図2-2(下)
正)31ページ

誤)James J. Gibson, The Ecological Approach to Visual Perception, Houghton Mifflin, Boston, 1979, p.139  31ページ 図2-1
正)29ページ

誤)日本建築学会編、『現代集合住宅のリ・デザイン』、彰国社、2002 77ページ 図5-4(左)
正)2010 104ページ 図7-2

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編集=TOTOギャラリー・間
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ナビゲーター=五十嵐太郎
著者=アトリエ・ワン、ファクター エヌ アソシエイツ、遠藤秀平、西沢立衛、阿部仁史+小野田泰明、梅林克、クライン ダイサム アーキテクツ、マツオカ・ワン・アーキテクツ、みかんぐみ、宮本佳明、三宅理一、五十嵐太郎
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