より多くの方に合格点をもらえること

 UD全般について、北川さんはこう語る。「ある人にとって100点でも、別の人にとって30点ではUDとは言えない。より多くの方に合格点がもらえること、そしてその合格点がより高いことが理想です」。また、井上さんからは現場の苦労がうかがえるこんな本音も。「ただ、検証をすれば必ず『使いにくい』という人はいます。そのひとりの意見をどこまで聞き入れるかは難しいところ。コストや工期との兼ね合いもあり、最後は『使いにくい』はともかく、『使えない』部分だけはなくそうと、できるだけ見直したつもりです」。
 徹底した検証によって、これまで常識と思われていた設備の機能や配置などを一つひとつ見直すことで生まれた、誰にでも使いやすいトイレ。はたして、国際空港の新スタンダードとなるかどうか、今後の評判が楽しみだ。

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