TOTO
アレハンドロ・アラヴェナ フォース・イン・アーキテクチャー
 
アレハンドロ・アラヴェナ フォース・イン・アーキテクチャー
3刷
著者=アレハンドロ・アラヴェナ
発行年月=2011年7月
体裁=A5判(148×210mm)、並製、200頁、和英併記
ISBN=978-4-88706-320-4

ブックデザイン=榮元正博

定価=本体2,200円+税
正しい問いを設定せよ!
本書は、南米・チリを拠点に世界的に活躍する注目の建築家、アレハンドロ・アラヴェナ氏の日本初の作品集です。アレハンドロ・アラヴェナ・アーキテクツによる25作品と、エレメンタル(アラヴェナ氏が率いる「行動集団(ドゥ・タンク)」)による8作品を紹介するだけでなく、巻末にはアラヴェナ氏の考え方がよくわかるロング・インタヴューも掲載しています。

「単に答えを出すためにではなく、然るべき問いを設定するためにも、十分に時間をかける」というアラヴェナ氏は、従来のアーティスト的な建築家であれば独創性を阻害するものとして排除しがちな「制約と規制」を全て受け入れ、「正しい問い」を設定することから設計を始めます。

こうしたデザイン・アプローチによって、椅子の概念を覆す「チェアレス」、環境配慮の視点から導かれたモニュメンタルな形態が特徴的な「シャム・タワー」、貧困層向けソーシャル・ハウジングを投資の対象に高める仕掛けをした「キンタ・モンロイの集合住宅」、2010年2月のチリ大地震を受けて1日・10日・100日で具体的にできることを提案した「地震・津波対策」などが生まれました。

混沌とした先が見えない世の中にあって、複雑な物事を統合し方向性を与えられる強力なツールとしての「建築」の役割を気づかせてくれる一冊です。
立ち読み
プロフィール
アレハンドロ・アラヴェナ Alejandro Aravena
1967年生まれ。チリ・カトリック大学で学び、1994年に自身の設計事務所を開設。チリ・カトリック大学とチリの石油会社COPECとの共同で設立した「ELEMENTAL(エレメンタル)」の代表を兼務。教育施設、公共施設、民間のオフィスビル、美術館、個人住宅や集合住宅など幅広く設計を手掛ける。2000~05年にハーバード大学大学院客員教授、現在チリ・カトリック大学教授。2009年~プリツカー賞審査員。王立英国建築家協会2010年特別会員。主な受賞は、2006年エーリヒ・シェリング・アーキテクチュア・メダル、2008年第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展銀獅子賞、2009年マーカス建築賞、アヴォニ賞、など。2008年『icon』誌による20人の優秀な若手建築家に選出される。また世界各地で講演活動も行っている。
目次

巻頭エッセイ:フォース・イン・アーキテクチャー アレハンドロ・アラヴェナ

アレハンドロ・アラヴェナ・アーキテクツ
彫刻家の家
数学部研究棟
イースター島の高校
モンテッソーリ・スクール
ガリブ邸
医学部棟
建国200 年記念電波塔
シャム・タワー
ピリウェイコの住宅
建築学部棟
ヴェルボ・ディヴィーノ大学
セント・エドワード大学 学生寮
サンパウロの住宅
ヴィトラ・チルドレンズ・ワークショップ
オルドス100
巡礼路の展望台
チェアレス
バンシ銀行
プラヤ・オンダ・リゾート
バーゼル美術館増築
オーシャン・ワイナリー
メデジン近代美術館
エトリン邸
ケアリー邸
アナクレート・アンジェリーニ・イノヴェーション・センター

エレメンタル
キンタ・モンロイの集合住宅
レンカの集合住宅
集合住宅の集会所
バルネチアの集合住宅
モンテレイの集合住宅 ラス・アナクァス
メイク・イット・ライト財団
メトロポリタン・プロムナード
地震・津波対策
水の配給
エレメンタル・シェルター
コンスティトゥシオン市のサステイナブルな復興計画

アレハンドロ・アラヴェナ インタヴュー

略歴
クレジット

関連書籍
A5判作品集(海外)
著者=デイヴィッド・アジャイ
A5判作品集(海外)
著者=アルベルト・カンポ・バエザ
A5判作品集(海外)
著者=スティーヴン・ホール
関連展覧会
2011年7月27日―10月1日
関連講演会
2011年7月27日(水)|建築会館ホール
講師=アレハンドロ・アラヴェナ