商業施設のトイレ空間に求められている役割

身だしなみへの配慮を男性トイレでも常識に

2023.1.23

商業施設を訪れる際、多くの人が「同じようなお店だったらトイレがきれいな方に行って買い物をする」というトイレを重視した意見を持っています。そのため、お店のトイレの快適性が再来店に大きく影響することから、商業施設のトイレづくりにおいては「おもてなし」の意識が特に重要です。

男性も4割以上がトイレで身だしなみをチェック

TOTOの意識調査(※1)では、「デパート・ショッピングセンターのトイレで、身だしなみチェックや化粧直しをしたことがありますか?」という質問に、女性81%、男性44%が「ある」と答えており、合わせて「見だしなみチェックや化粧直しをするためだけにトイレを利用する」という質問には、女性56%、男性44%が「ある」と回答しています。商業施設のトイレは、身だしなみを整える場としてのニーズがあることから、洗面コーナーとスタイリングコーナーを分離すると、落ち着いて化粧直しすることができるだけでなく、手洗いコーナーでの滞留を防ぎ、混雑配慮につながります。
近年では、女性だけでなく男性の身だしなみニーズに応えられるよう配慮が必要なことが伺えます。
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スタイリングコーナーの設計に必要な配慮とは?

商業施設のトイレ空間の役割として男女ともに身だしなみチェックが重視されていることから、スタイリングコーナーの設計にはそのニーズを満たすことが求められています。調査結果(※1)より、男女とも二人に一人は「身だしなみチェックや化粧直しだけの目的」でトイレを利用する人がいることから、身だしなみを確認しやすいように照明や鏡など環境への配慮が必要とされていることが伺えます。
※1「外出先トイレ利用に関する意識調査」TOTO調べ(2020)より
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