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TOTOと日経デザインが見つけた、身近なユニバーサルデザインを紹介するサイト「ホッとワクワク」。第21回からは再び、お出かけのときに利用するいろいろな施設のユニバーサルデザインにフィーチャーしていきます。

暮らしのUD

ホッとワクワク

TOTO×日経デザイン

第23号
子供連れでも自由自在にショッピング 2

第22回と第23回は、東京・銀座の老舗百貨店「銀座三越」。2010年9月、増床と全面リニューアルを終え再オープンした後は、「以前よりスムーズに品物選びができる」、「友人同士やファミリーで休憩をはさみながら楽しく買い物できる」などのほか、「店内の目的の場所に行きやすくなった」という声が、幅広い年代層のお客様から聞かれるようになりました。今回は、銀座三越に新たに取り入れられたユニバーサルデザインの中から、さまざまなお客様が移動しやすく、心地よく店内を使いこなせる工夫を取り上げます。

老舗百貨店「銀座三越」リニューアル後間もない、銀座三越の外観。エントランスはメインストリート沿いの1階のほか、地下鉄の通路に直結する地下1階にある
(写真:三越伊勢丹)

アイデア4 フロアの段差は、ゆるやかなスロープでつなぐ

ゆるやかなスロープフロアの段差がスムーズにつながっている様子。スロープは2人が並んで歩いても十分な幅があり、すれ違う際にも支障はない。手すりはつかみやすい高さと太さを検討(写真:特記以外は山田愼二)

銀座三越ではリニューアルの際、既存の建物と新たに増築した部分のフロアに多少の段差ができました。そのため、各階の段差には階段だけでなく、小さな子供やお年寄りも安全に移動できる、手すりの付いた緩やかなスロープの併設を決めました。ゆっくりと歩いて上り下りするのはもちろん、車いすをお使いの方や、ベビーカーを押しているママもスムーズに上がることができます。スロープ全体がスタイリッシュにデザインされ百貨店のインテリアに溶け込んでいるため、誰もがごく自然に活用することができます。

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アイデア5 店内の表示は「最小限」「的確な場所」を守り、見やすく

エレベーターやトイレなどの施設、地下鉄の方向などを示す表示も、より分かりやすくなりました。売り場のスタッフがこれまでの経験を生かし、約1年半かけて検討した結果、今、表示は以下のようなルールで設置されています。1つは数を最小限に絞ること。もうひとつは、お客様が見やすく理解しやすい、的確な位置に設置すること。「テストを重ねるうち、位置が50cm異なっただけで、見やすさがまったく違うことが分かりました」(銀座三越 PR担当)
例えば、下の写真のように、T字路では通路のクロスする中央付近に表示看板が設置されました。通路幅にゆとりもあるため、ある程度近付けばいずれの方向からも目に入ってきます。周囲には類似の表示がないので、看板にすっと目が行きますね。

店内の様子店内を歩いていると、いつの間にか必要な表示が見えてくるといった印象。サインと文字を必ず組み合わせる

エレベーターの表示エレベーター周辺の表示。扉部分だけでなく、直角に位置する縁の部分にも優先利用表示を付けたため広範囲から確認が可能になり、近寄る前に利用に向くか判断できる

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アイデア6 利用者の多い地下鉄の駅改札すぐの地下1階に、化粧品売り場を

百貨店の化粧品売り場といえば、1階のエントランス近くにあるイメージですね。しかし、銀座三越では、地下鉄・銀座駅付近にある、地下エントランス付近に化粧品売り場をレイアウトしたところ、女性のお客様を中心に「使い勝手がいい」と好評を得ています。実は、ショッピング、会社からの帰宅途中を問わず、地下鉄から地下エントランスを通って店内を活用する女性のお客様はかなりの数に上るのだとか。帰宅する際、急いでいるときや荷物をたくさん抱えているときに、いつも通る動線上に化粧品売り場があり、気軽に立ち寄れるのは便利です。お客様の行動パターンを見極めて工夫することが、本当に役立つ空間デザインを生み出すようです。

地下1階エントランス地下1階のエントランス付近の様子。通路に沿って、化粧品売り場が展開されている。清潔感があって明るく、入りやすいイメージも

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(日経BP社「日経デザイン」 介川亜紀 フリー記者)2011年9月26日掲載
※『暮らしのUD ホッとワクワク』の記事内容は、掲載時点での情報です。

次回予告
第24回は、10月末に公開予定です。

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