百貨店の化粧品売り場といえば、1階のエントランス近くにあるイメージですね。しかし、銀座三越では、地下鉄・銀座駅付近にある、地下エントランス付近に化粧品売り場をレイアウトしたところ、女性のお客様を中心に「使い勝手がいい」と好評を得ています。実は、ショッピング、会社からの帰宅途中を問わず、地下鉄から地下エントランスを通って店内を活用する女性のお客様はかなりの数に上るのだとか。帰宅する際、急いでいるときや荷物をたくさん抱えているときに、いつも通る動線上に化粧品売り場があり、気軽に立ち寄れるのは便利です。お客様の行動パターンを見極めて工夫することが、本当に役立つ空間デザインを生み出すようです。
地下1階のエントランス付近の様子。通路に沿って、化粧品売り場が展開されている。清潔感があって明るく、入りやすいイメージも