TOTO通信 2013年春号

特集/やわらかなデザイン

バウハウス以来のモダンデザイン、それはミニマルにまで行き当たり、やがて袋小路に入り込むのではないかという恐れ、なきにしもあらずだった。それがいつの頃からか、不思議なデザインが住宅建築の世界にも見え隠れするようになった。共通の美意識があるのか、通底する思考が流れているのか、まだはっきりしたことはいえないかもしれない。しかし、アプローチこそさまざまだけれど、どこか「なつかしい」という言葉でくくれそうな気配が見えてきている。やわらかな思考の流れとして追ってみた。

表紙写真/「K」の外観
写真/傍島利浩