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UD Style TOTOのユニバーサルデザイン

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TOTOと日経デザインが見つけた、身近なユニバーサルデザインを紹介するコラム「ホッとワクワク」。
第11回からは、お出かけのときに利用するいろいろな施設のユニバーサルデザインにフィーチャーします。

暮らしのUD

ホッとワクワク

TOTO×日経デザイン

第17号
搭乗口までラクラク移動。UDターミナル 2

第16回に引き続き、第17回も、東京・羽田にある「羽田空港新国際線旅客ターミナル」の2回目のご紹介。同ターミナルは設計の段階から複数の有識者や利用客などに協力をあおぎ、ユニバーサルデザインに力を入れました。これまで当たり前だと思われていた“邪魔な部分”を積極的に見直したのも、そのひとつです。第17回は、みんなが使いやすくするための数々の工夫から、“邪魔な部分”を取り除き、大きな荷物を持ったままでの移動をらくにしたデザインをピックアップしました。

羽田空港全景羽田空港新国際線旅客ターミナルは、24時間運用ターミナル。直線的でわかりやすい動線をプランニングしたうえ、チェックインカウンター、レストラン街などの施設を集約して使い勝手を高めた。旅行客をはじめスタッフの動きやすさも重視している(写真:すべて山田慎二)

アイデア3 間口いっぱいに開いて、さっと出入りできるエレベーター

エレベーターが開いたところエレベーターを乗り場から見たところ。人が乗るエレベーターのボックスと、建物側の乗り場の間口がぴったりと一致していて、スムーズに出入りできるのがわかる。乗降時、ドアは左右に完全に引き込まれる

公共施設や百貨店などにあるエレベーターは、出入り口の左右に30センチほど壁がつきだしているタイプが多いですね。わずかの幅ですが、重い荷物を持っているとき、これをよけながら歩くのは労力を使います。同ターミナルのエレベーターの入口の両端には、この邪魔になる壁がありません。間口いっぱいにドアが開くので、降りるときにはフロアに向かってまっすぐ歩み出せばよく、引っ張っているトランクや、赤ちゃんを乗せたベビーカーなどが引っかかる心配もありません。また、向かい合う2面にドアのあるスルー型のエレベーターなので、いくつかの階では、ドアから乗り込んでから、そのまま真っ直ぐ通り抜けるように降りることができます。エレベーター内で、トランクやベビーカー、手荷物カートの向きを変えずに済むのでとても便利です。

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アイデア4 さまざまな段差をなくし、荷物の持ち運びや歩行をらくに

写真右は荷物預かりカウンターの様子です。荷物を載せるベルトの部分に注目ください。これまではベルトと床に段差があり、重いトランクなどもよいしょと持ち上げなければなりませんでしたが、同ターミナルではその段差を極力なくして写真のように平らに。トランクを床に置いて軽く転がせば、そのままベルトの上に載せられます。
飛行機に乗り込む際に必ず渡る搭乗橋では、これまで、通路に段差が数か所ありました。同ターミナルではこの段差をなくした搭乗橋を世界で初めて導入しました。大きな荷物を持ち子供の手を引いているママや、足がちょっと上がりにくくなってきたお年寄りも、旅に向かう飛行機までストレスを感じることなくスムーズに歩いて行けますね。さまざまな工夫のおかげで、旅を一層気軽に楽しめる時代が訪れたようです。

ターミナルから搭乗口までの通路搭乗橋は同ターミナルとの接続部分から飛行機のドアまで、ほぼ平ら。継ぎ目にかぶせたプレートも、つまづく心配のない角度

荷物預かりセンター荷物預かりカウンターの搬送ベルトに、キャスターつきのキャリーバッグを載せたところ。床に置いたまま押してベルトに移動させた

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(日経BP社「日経デザイン」 介川亜紀 フリー記者)2011年2月21日掲載
※『暮らしのUD ホッとワクワク』の記事内容は、掲載時点での情報です。

次回予告
第18回も引き続き、「羽田空港新国際線旅客ターミナル」を紹介します。

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