「きれい」のレベルをどう考えるか

 ただ、こういう開発にあたっては、すでに十分きれいなのに、さらにお金をかけてなんの意味があるんだとか、社内でいろんな議論があるのも事実です。私自身はどんなに批判されてもやりたいと思っていましたが、うれしかったのは女性のみなさんが熱心に応援してくださったことですね。会議で激論が戦わされている最中に、ある女性がこう言ったんですよ。「じゃああなた、このノズルをくわえてみなさいよ!」と(笑)。女性が求める「きれい」のレベルは全然違うんですよね。男性は、たとえばこのテーブルの表面でも十分きれいだと思っているけれど、「じゃあ、なめてみなさいよ」と言われたら、「えーっ、そこまでの清潔さは求めてないよ」と驚くはずです。そういう差をみんなが実感したことが、商品化が実現した大きな要因のひとつだと思います。
 一方、温水洗浄便座に関する調査結果(グラフ参照)でも、ノズルの清潔さをさらに求めるという意見をいただきましたし、割合は少ないですが、感度の高い女性などのなかには、不特定多数の人が使う公共のトイレではウォシュレットを使わないという人もいるんです。あらためて、やる意義はあるんだなと勇気づけられましたね。

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