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所蔵品の認定遺産

TOTOミュージアムの所蔵品には、その歴史的価値を遺産として認定されているものがあります。
ここでは、現在認定されている3つの遺産とその認定内容をご紹介します。

近代化産業遺産

「近代化産業遺産」は、我が国の産業近代化の過程を物語る存在として、今日まで継承されている全国各地に所存する数多くの建築物、機械、文書の歴史的価値をより顕在化させ、地域活性化の有益な「種」として、地域の活性化に役立てることを目的として、経済産業省大臣が認定したものです。
平成19年度及び20年度において、地域史・産業史の観点から、それぞれ33のストーリーとして取りまとめた「近代化産業遺産群 33」「近代化産業遺産群 続33」を公表しました。

認定を受けたTOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)所蔵の「東洋陶器製衛生陶器と食器」

  • 認定日
    平成21年2月23日
  • 認定者
    経済産業大臣 二階俊博
  • 認定品
    TOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)の所蔵物
    (TOTOの衛生陶器・食器遺産群)
  • 認定品解説
    地域活性化に役立つ近代化産業遺産「多様な製品開発と生産能力の向上による九州北部の窯業近代化と発展の歩みを物語る近代化産業遺産」
認定証
東洋陶器製
衛生陶器の例 東洋陶器製
食器の例

東洋陶器製
衛生陶器の例

東洋陶器製
食器の例

<認定ストーリー>
古くから陶磁器産地である愛知県では、輸出用洋食器の製造を目指して日本陶器合名会社が創立されたが、1903年に白色硬質陶磁器の研究のためにヨーロッパを訪問した同社の大倉和親は、水洗トイレを有する現地の生活文化が我が国にも必要と考え、衛生陶器の製造を決意した。衛生陶器の製造研究を行い、1914年に我が国初の腰掛式水洗便器の開発に成功し、その普及を目指して、1917年に北九州の小倉に東洋陶器(株)を設立し、衛生陶器の製造・販売を開始した。小倉に工場を建設した理由として、天草陶石や朝鮮カオリンなどの原料産地や、燃料の石炭を産出する筑豊炭田に近いこと、そして鹿児島本線と日豊本線の分岐する小倉駅や国際貿易港の門司港に近く、運送面での利点があったことが挙げられる。当時の我が国は、下水道がほとんど整備されておらず、衛生陶器自体が一般に知られていなかったことから、業者向けのカタログなどとともに上流家庭や旅館などに対して水洗トイレを中心とした衛生設備の必要性を説く啓発活動を積極的に行った。しかし、大正から昭和初期にかけては衛生陶器の需要が少なく、同社の事業を支えたのは食器の製造であった。磁器洋食器の英米への輸出から始まり、硬質陶器食器の製造、さらには磁器和食器の製造と展開し、我が国の代表的な食器メーカーとして市場に定着し、産業の発展に大きく貢献した。一方で、同社は性能の優れた衛生陶器の製品開発にも注力し、1927年には我が国初の高級便器の開発に成功し、1931年に帝国議会議事堂(現:国会議事堂)へ納入するまでになった。衛生陶器は、その後の関東大震災の復興事業、耐震性のコンクリート構造のビル建設、下水道の整備など、都市の近代化に伴い需要は増大していった。

(「近代化産業遺産群 続33〜近代化産業遺産が紡ぎだす先人達の物語〜(2009年2月 経済産業省 編集・発行)」より抜粋して転載 )

建築設備技術遺産

「建築設備技術遺産」は、建築設備における空調、衛生、電気、搬送の4領域に関する技術と技術者の歴史的な足跡を示す事物・資料で、建築設備技術の進歩、発展において重要な成果を示したもの、また、生活、経済、社会、地球環境、技術教育に貢献した、または当時を反映する建築設備技術です。
平成24年に(社)建築設備技術者協会が、建築設備部門の技術および設備関連情報とそれらを建物に収めてきた技術を次世代に伝えるとともに、建築設備の「技術」「役割」「文化」を多くの人に広めていく目的で新設しました。 

認定を受けたTOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)所蔵の「衛生器具等」「各種湯水混合水栓」 「初代ユニットバスルーム」

  • 認定団体
    社団法人 建築設備技術者協会
  • 建築設備技術遺産 認定 第25号
  • 認定日
    平成28年6月21日
  • 認定品
    TOTOミュージアム所蔵の初代ユニットバスルーム
  • 認定品解説
    1964年の東京オリンピックの開催に合わせ、ホテルニューオータニ(17階建て、客室1058室)の建設が急遽決まり、浴室工事を短工期で施工する要請を大成建設株式会社より請け、開発を開始。
    予め工場で組み立てた部材を現場で施工する工法による工期短縮化、ステンレス製防水パンによる高い防水性、FRP(繊維強化プラスチック)採用による軽量化、浴室内側から部材ごとに交換可能な高いメンテナンス性を実現し、大成建設株式会社、株式会社西原衛生工業所の協力を得て、最大の課題であった短工期の命題に応えた製品。
認定証
TOTOミュージアム所蔵の初代ユニットバスルーム

TOTOミュージアム所蔵の初代ユニットバスルーム

  • 建築設備技術遺産 認定 第14号
  • 認定日
    平成26年6月13日
  • 認定品
    TOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)の所蔵の各種湯水混合水栓
    (以下の9商品)
    ① ミキシングバルブ(TM10N)
    ② 2ハンドルシャワー金具(TM115CG)
    ③ ミキシングシャワー金具(TM125CG)
    ④ サーモスタットシャワー金具(TM145CGR)
    ⑤ シングルレバー混合栓(TF1)
    ⑥ 2ハンドル混合栓(TL306MAG)
    ⑦ 定量止水付サーモスタットバス水栓(TM545R)
    ⑧ 2ハンドル混合栓(T133A)
    ⑨ シングルレバー混合栓(TF25AH)
  • 認定品解説
    ① ミキシングバルブ(TM10N)
    わが国初の1つのレバーハンドルで吐水温度切り替え可能な水栓。
    のちの高機能型混合栓の先駆け的製品。

    ② 2ハンドルシャワー金具(TM115CG)
    1980年代の代表的な2ハンドルシャワー金具、湯量、湯温を調節した状態で一時的に止水できるハンドルを取り付けたもの。

    ③ ミキシングシャワー金具(TM125CG)
    温度を調節するミキシングバルブに一時止水バルブを加え操作性を向上させた。住宅での給湯普及に貢献した1980年代の代表的なシャワー金具。

    ④ サーモスタットシャワー金具(TM145CGR)
    1980年代の代表的なサーモスタット式のシャワー金具。

    ⑤ シングルレバー混合栓(TF1)
    1960年代の日本初のシングルレバー式混合水栓。洗面器用で、当該品はこの後、キッチン用が商品化され普及していった。

    ⑥ 2ハンドル混合栓(TL306MAG)
    当初の金属製ハンドルから意匠性、断熱性向上のために樹脂製のものを採用した1980年代の代表的な混合水栓。

    ⑦ 定量止水付サーモスタットバス水栓(TM545R)
    1980年代の代表的な定量止水付のサーモスタットバス水栓。

    ⑧ 2ハンドル混合栓(T133A)
    1960年代の初期の代表的なキッチン用混合水栓。

    ⑨ シングルレバー混合栓(TF25AH)
    1980年代の代表的なキッチン用シングルレバー式混合水栓。

    (建築設備技術者協会「ホームページ」より抜粋して転載 )
認定証
ミキシングバルブ

① ミキシングバルブ

2ハンドルシャワー金具

② 2ハンドルシャワー金具

ミキシングシャワー金具

③ ミキシングシャワー金具

サーモスタットシャワー金具

④ サーモスタットシャワー金具

シングルレバー混合栓 2ハンドル混合栓

⑤ シングルレバー混合栓

⑥ 2ハンドル混合栓

定量止水付サーモスタットバス水栓

⑦ 定量止水付サーモスタットバス水栓

2ハンドル混合栓 シングルレバー混合栓

⑧ 2ハンドル混合栓

⑨ シングルレバー混合栓

  • 建築設備技術遺産 認定 第4号
  • 認定日
    平成24年5月31日
  • 認定品
    TOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)の所蔵の衛生器具等
    (以下の5商品及び関連の図面・パンフレット)
    ① 腰掛式サイホンゼット便器(C38)
    ② ストール小便器(U25)
    ③ 手洗付ロータンク(S161)
    ④ ウォシュレットG(TCF400・TCF401)
    ⑤ そで付洗面器(L70)
  • 認定品解説
    ① 腰掛式サイホンゼット便器(C38)
    我が国で初めて商品化された高級便器(大きい座面と広い水たまり面を確保し、洗浄性能確保のためのサイホンゼット式を利用するなどの複雑な構造に対応した技術)

    ② ストール小便器(U25)
    初期のストール形小便器として商品化された大型の陶器製器具
    (高さが1,230mmもある大型陶器製品の製造技術と初期の小便器として歴史的価値)

    ③ 手洗付ロータンク(S161)
    わが国独特の器具である手洗付ロータンクの初代の製品

    ④ ウォシュレットG(TCF400・TCF401)
    国産初の温水洗浄便座である初代「ウォシュレット」

    ⑤ そで付洗面器(L70)
    衛生陶器の代表的製品である壁掛洗面器の中のそで付洗面器の初期の製品

    (建築設備技術者協会「ホームページ」より抜粋して転載 )
認定証
腰掛式サイホンゼット便器 ストール小便器

① 腰掛式サイホンゼット便器

② ストール小便器

手洗付ロータンク ウォシュレットG

③ 手洗付ロータンク

④ ウォシュレットG

そで付洗面器

⑤ そで付洗面器

機械遺産

「機械遺産」は、平成19年6月に創立110周年を迎えた日本機械学会が、その記念事業の一環として、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、日本国内の機械技術面で歴史的意義のある「機械遺産」(Mechanical Engineering Heritage)を認定したものです。

認定を受けたTOTOミュージアム(旧:TOTO歴史資料館)所蔵の「ウォシュレットG(温水洗浄便座)」

  • 認定日
    平成24年8月7日
  • 認定団体
    一般社団法人 日本機械学会
  • 認定品
    機械遺産 認定第55号
    ウォシュレットG(温水洗浄便座)
機械遺産認定書
初代ウォシュレットG

ウォシュレットG

  • 認定品解説
    もともと日本では、温水でおしりを洗うという習慣はなかったが、東洋陶器(株)(現TOTO(株))がアメリカン・ビデ社製の「ウォッシュエアシート」と呼ばれる医療用洗浄便座の輸入販売を1964年(昭和39年)に開始した。これは医療器具的な性格が強かったこともあり、思うように売れなかったが、同社は温水洗浄便座は必ず日本の一般家庭に普及すると確信し、1978年(昭和53年)に自社開発を決意した。
    開発にあたっては、洗浄性能や使い勝手などを日本人に合ったものにするため、おしりの洗浄ポイントや水量・水温、噴射角度など多くのデータが社内で一から集められた。それらをもとに、温水の温水制御技術や専用熱交換器の開発、洗浄ノズルの格納方法の検討など多くの新技術が開発され、1980年(昭和55年)に発売にこぎつけたのが、ウォシュレットGである。
    温水洗浄便座は、テレビCMの効果とも相まって急速に普及が進み、やがて他社からも販売されるようになった。現在の世帯普及率は80%を超え、日本人の生活様式やトイレの設備環境を一変させた。

    (日本機械学会「機械遺産パンフレット」より抜粋して転載)
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