第11回 トイレ川柳大賞 審査員コメント

選考内容について

今年もTOTOでは、7月1日~8月31日の期間、「第11回トイレ川柳」を募集し、36,930句ものご応募をいただきました。

進化するトイレ機能や、トイレで起きた出来事を題材に、思わず笑ってしまう句から、心が温まる句まで、幅広い句が寄せられました。
また、今年はスマートホンや、海外から日本のトイレ文化を題材とした、世相を感じるものも多く見受けられました。

選考は「おしりだって洗ってほしい。」や「ココロも満タンに、コスモ石油」など、名キャッチコピーを生み出したコピーライターの仲畑貴志氏。
今年度は、ネオレスト賞(1句)、Water Style賞(1句)、11(イイ)トイレ賞(4句)、優秀賞(10句)、キッズ賞(4句)、佳作(20句)の計40句を選出いただいております。

ネオレスト賞(1句)、Water Style賞(1句)、11(イイ)トイレ賞(4句)、優秀賞(10句)、キッズ賞(4句)の20句については、TOTO出版発行のトイレットペーパー型川柳集「第11回トイレ川柳大賞」(350円予定)に掲載し、11月10日(トイレの日)に出版予定です。

審査員コメント

コピーライター 仲畑貴志氏

【講評】
TOTOのトイレ川柳も回を重ね、今年は11回目となりました。それとともに、テーマ選びが重要になってきました。すでに、表現の手が入っているネタが増えるからです。中でも、「トイレの壁に地図や単語表を貼って……」や「パパの後、トイレに入るのイヤだ」や「紙が無い」などは、どうしても過去に表現されたものの類似句となってしまいます。
しかし、人間の想いというのは、果てもなければ限りもなく、掘っても掘っても終わりということがない。絵画も文学も音楽も、人類史と共に表現し続けてきているのだけれど、途切れることなく現代に至っている。まだまだ奥行も広がりもあります。21世紀初頭という今、歴史のいちばん前を生きる、私たちならではの表現は価値あるものです。とくに、日々お世話になるトイレという空間と機能は、まさしく生きることそのものであり、そのリズムの確認でもあります。

仲畑貴志