第7回 トイレ川柳大賞 審査員コメント

第7回 トイレ川柳大賞 審査員コメント

24,640句ものご応募の中から選ばれた入賞作品についてのコメント。

選考内容について<

今回は応募総数24640句という多くの応募をいただき、その中から、「おしりだって洗ってほしい」のコピーライター仲畑貴志氏に選考いただき、最優秀賞(1句)・GREEN CHALLENGE賞(1句)・キッズ賞(4句)・優秀賞(14句)・佳作賞(20句)が決定しましたのでご紹介します。

ほんの小さなスペースのトイレですが、日常生活のなかで重要な役割を担っていることがわかる句や、様々な悩みや喜びが詰まっていることが分かる句など、たくさんの句が寄せられました。今回は特に節電意識の高まりから、節電にまつわるレベルの高い句を多数ご応募いただきました。

最優秀賞・GREEN CHALLENGE賞・キッズ賞・優秀賞の20句については、TOTO出版発行のトイレットペーパー型のトイレ川柳集「第7回トイレ川柳大賞(¥350予定)」に掲載し11月10日(いいトイレの日)に出版予定です。

審査員コメント

コピーライター 仲畑貴志氏

今回のトイレ川柳には、やはり震災の影響が見られました。あらためて、普通に食べて、普通に暮らすという、あたりまえの日常の貴重さに気づいたのです。

TOTOが提案するトイレという空間は、まさしく日々の暮らしに欠くことのできない機能です。その日常の目線から生まれた多くの川柳の中から、今回も実感と共感の句が寄せられました。

最優秀賞は、「客が来る便座のスイッチオンにする」に決定しました。家族は、節電意識から、ちょいと辛抱して使っているのだが、お客様が見える日にはスイッチオンするという心遣いが温かい句です。

KIDS賞は子供たちならではの、ストレートな疑問や発見の、新鮮な句が魅力です。たとえば、「食べ物がこんなに変わるふしぎだな」の、おや?という視線や、「おとうとがトイレで歌を歌ってる♪」の、のどかな日常の定着が心に残りました。

グリーンチャレンジ賞は、「節電の冷たい便座があたたかい」が選ばれました。ちょっとしたガマンの集積が大きなストックにつながるということで、その心の動きを見事に掬った、時代の句であります。

コピーライター 仲畑貴志