技術職 井手 翔一

基礎工学研究科 電子応用光学専攻卒、2010年入社
エレクトロニクス技術本部 電子機器開発部 通信ユニット開発グループ

要求仕様から製造まで、すべてに関われる醍醐味。

大学にあったウォシュレットに感動。

大学では、人々の生活に携わることについて勉強したいという思いがあり、電化製品が溢れる世の中で必要不可欠な半導体について研究をしていました。ですが、半導体は見えないところで動く、言わば縁の下で支える存在。研究をやっているうちに、人々の生活に貢献でき、成果が見えるものづくりがやりたいと感じるようになりました。
そんな時に出会ったのが、大学の講義棟にあったウォシュレット。それまで使ったことがなかったのですが、使ったら気持ちがいい(笑)。すごく感動したし、自然と大学でトイレを利用する回数が増えるほど、自分の生活スタイルが変わったんです。説明会に参加すると、電気系出身者が活躍する場所もあるとわかり、TOTOを志望しました。

思い入れのあるウォシュレット開発部門へ。

入社後配属されたのは、ウォシュレットを開発する部門。思い入れがあったし、主力の製品だったので、チャンスを与えられた気がして嬉しかったですね。
1、2年目は、人がウォシュレットを使う前に水を噴霧する「便器きれい」の制御ソフトの動作仕様策定を担当し、3年目からは、リモコン制御ソフトの動作仕様策定を手がけました。

ソフトからハードへ。

現在は、ウォシュレットだけでなく、すべての製品の電装系を扱う部門に所属。その中で私は、ウォシュレットと浴室乾燥機「三乾王」のリモコンのハード開発に携わっています。
ハード開発と聞くと、「回路設計」を思い浮かべると思いますが、「製品の要求仕様決定」「設計図面の作成」「製品動作の評価」など、やる内容は様々です。中でも、開発の出発点である要求仕様決定はとても重要で、ここに抜け漏れがあった場合、すべてやり直しになってしまいます。ですので、企画・製品の担当者と確認を取りつつ、自身のアイデアも入れながら、要求仕様を一つずつ決定していきます。
企画段階の要求仕様は10ページ程度ですが、「IC等の電子部品」「回路」「機構」「製品評価」「包装」「製造管理」等の要求仕様を詰めていくと、製品によっては100ページ以上になることもあります。完成した要求仕様をもとに、電子部品の選定、回路設計を行い、試作・評価を繰り返しながら、実際に製造するための図面を完成させます。
そして、最後に工場で製造されたものが、すべて要求仕様通りできているかを自身で確認・検証します。この瞬間はとても緊張しますが、合格した時の喜びはひとしおです。自身の工夫が詰まった製品が、TOTO製品として世の中に出ていくわけですからね。
要求仕様から、製品が製造されるまですべてに関与できて、自分の提案やアイデアを盛り込んでいけるのが、この仕事の醍醐味です。

安全と使い勝手に妥協はない。

ソフト、ハードとTOTOのものづくりに関わる中で思ったのは、TOTOの製品は、安全と使い勝手に関して、妥協がないということ。
どの製品を見ても使い勝手がとことん考えられています。ソフトにも安全の動作が必ず組み込まれているし、ハードでも細かいつくり込みがなされている。そして、細かく設けられた規定・基準があり、それをクリアしたものしか製品化されていません。これは、TOTOの強みだと思います。

ハード・ソフトの見識を活かした製品開発が目標。

今の目標は、ソフトとハードの両方の視点に立ち、開発に携わっていくこと。二つの視点があれば、どちらかだけを経験した人とは違うことに気づけるかもしれません。
ゆくゆくは、両方の見識を持った技術者として、リモコンに留まらず、ウォシュレットや浴室乾燥機等の様々な製品を、国内外両方で開発していけたらと思っています。もちろん、そこに自分自身の開発者としての想いをたっぷり込めたいですね(笑)

学生のみなさんへのメッセージ

社会に出ると、どんな仕事であっても、課題解決が求められます。その数は多いし、期限というプレッシャーもあります。そんな中で必要なのは、行動力と精神面の強さです。それを養うために、社会に出る前に、自分の意思で壁にぶつかる経験をした方がいいと思います。結果はダメでもいい。その過程で悩むことによって、行動力と精神力が培われ、人は成長できるのだと思います。
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