北角 俊実

浴室事業部 浴室開発部 シーズ開発グループ 上席技師

「この世の中を変えたい」
ひたむきに技術を磨き、思索を深めた25年間

「この世の中を変えたい」
ひたむきに技術を磨き、思索を深めた25年間

お客様と向き合うことで新しい気付きが生まれた

浴室開発部のシーズ開発というグループに在籍しています。シーズとはアイデアの種。ものづくりの上流で、TOTOの技術を活かせるアイデアを創出する仕事です。
1990年に入社してから約25年、ユニットバスの開発の仕事を続けてきました。1994年からしばらくは大手住宅メーカーさんの要望を聞いて特注のユニットバスを設計する受注設計部門で、セールスにつながる機能を上手に組み込むという視点で開発をしていました。
開発でありながらお客様との距離が近いというか、住宅メーカーさんのニーズを直接聞きながらの開発でした。でも、その要望は、アイキャッチを優先させたものが多かった。「こういうほうが喜ばれるんじゃないですか?」と提案しても却下されることが多く、面白かったけれど葛藤は常にありましたね。その開発を通して、人の意見を聞くことは必要だけれども、「誰のための製品か」という本質を見失ってはいけないことに気づけたのは、大きな経験でした。

商品が売れなければ世の中は変えられない

過去にはお湯が冷めにくい『魔法びん浴槽』や柔らかく断熱性に優れた『ほっカラリ床』などの機能を開発してきましたが、とにかく世の中を変える仕事がしたいと思い続けてきました。どんな手段でも良いから世の中を変えたいと。
お風呂創りで、世の中すべてが変わるわけではないけれど、今の状態をあと半歩でもいいから前に進めたいという想いは常に持っています。
ただ、企業は製品を創って終わりではなく、それを売らなければ世の中を変えることはできない。創ることと同じくらい、プロデュースしてプロモーションして売ることが大切です。単に「技術的には面白そうだから」という理由で開発しても、技術者の自己満足で終わります。「暮らしを変えるために何を作るべきか?」を考え、それを実現させるための技術を考える。そして、その先にある、売り方、普及のさせ方も同じくらい真剣に考えることも私の使命です。

力を抜き、自己満足を脱して 真にお客様が求めるものを追求する

入社して何年かは、目の前の仕事に没入しすぎた時期もありました。でも、私の性格はどこか冷めている部分があって、風呂を創る仕事は大好きだけれど「たかが風呂、なくても死なない!」という思いもある。
だからこそ、第三者の視点で、世の中を変えることの本質的な意味を探ることができたんです。
TOTOは真面目な会社なので、みんな一生懸命考える。だから冷静に物事を見ることができない時もある。部下にも、力の抜きどころが分からなくて悩む人もいるので、力の入れ具合やその方向性について、アドバイスをすることもあります。
このように、私は一箇所に長く居続ける事で本質を見極める力を高めてきましたが、一方で、TOTO社内には、いろんな職種を経て、いろんな角度から物事を見ることによって、本質を観察していくアプローチの方法もあります。さまざまな成長の仕方ができるのは、TOTOの魅力のひとつではないでしょうか。

自分の価値を信じて、 技術を磨き続けることができる スペシャリスト制度※

今から約10年前に、スペシャリスト制度ができました。課長や部長といったジェネラリストの道しかなかったキャリアの選択肢に、新しくスペシャリストという道ができたんです。
私は昔から「人の管理なんて御免だ」という思いがあり、「俺は自分の道を行く、かわりに会社には何も要求しない」というスタンスでした。スペシャリスト制度は、こういうヘソ曲がりのため制度でもあるかもしれません(笑)。
スペシャリストという肩書きがあるおかげで、「後進を育成しなさい」とか「社外にアピールしなさい」とか、いろいろな仕事もついてくる。
ただ、肩書きがあるおかげで助かっている面もあって、それは話を聞いてもらえること。社外の初対面の人でも肩書きの効果でしっかり耳を傾けてくれるんです。
いろいろ言いましたが、多様性を認めてもらえる制度が準備されているということは、個人にとっても組織にとっても非常に意味のあることだと思います。TOTOに、さまざまなキャリアパスがあるということがもっと多くの人に伝われば、いろいろな価値観を持った人財が集まってくるはず。スペシャリスト制度という道があることで、TOTOがこれからますます良い方向に向かうと信じています。
※スペシャリスト制度とは?
高度な技を持ち、一定の成果を残した研究者・技術者・技能者を、「スペシャリスト」として認定する制度。次世代の育成を担いながら、さらなる技術・技能の向上に注力できるキャリアパスです。

北角 俊実

浴室事業部 浴室開発部 シーズ開発グループ 上席技師
工学部 建築工学科卒

<キャリアパス>

入社
ユニット設計課に配属
4年目
受注設計課に移り、住宅メーカーのニーズに応じた開発で経験を積む
8年目~
集合開発グループ他にて浴室の開発に従事、「魔法びん浴槽」など、多くの商品開発に携わる
17年目
スペシャリスト制度の認定を受ける
18年目
浴室開発企画グループ 主席技師
23年目
シーズ開発グループ 上席技師

メッセージ

働き始めて、壁に直面した時、「自分の能力が活かされない!」と考えるのではなく、会社の仕事に自分が合わせていくことが大切。 この社会において“風呂創り”は、必ず誰かがやらなければいけない使命。
自分がいなくても、必ず誰かがやらなくてはならない。
だったら優先すべきは仕事。そこに気づき、一心不乱に目の前の仕事に向き合うことができれば、きっと素晴らしい社会人生活が送れると思いますよ。

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