石井 美和

人財本部 経営塾 塾長

リーダーの育成を通じて会社の未来をつくる喜び

リーダーの育成を通じて会社の未来をつくる喜び

女性社員の価値について自問自答を重ねた日々

入社した1990年代の初めは、男女雇用機会均等法が施行されて間がなかったこともあり、総合職の女性はほとんどいませんでした。私は主にショールームでシステムキッチンアドバイザーとして、お客様への対応にあたっていましたが、結婚をきっかけに退職していく同僚を見ながら、「私たち女性が働く価値はなんだろう?」と自問するようになりました。
短い期間で辞めても良いけれど、何か成果を残して、TOTOにいた存在価値を残してからでないと辞められないと考えるようになりました。
そんな考えから、当時の後輩たちを巻き込んで、ショールームアドバイザーの評価指標の元となるような互いの成果を確認し合うプロジェクトを独自に立ち上げたこともありました。
アドバイザーのリーダー職に就いて以降は、積極的に部署の垣根を超えた取り組みも行い、外勤セールス担当者を対象に自主的な勉強会を開催したこともありました。そんな姿勢が認められたのか、その後、営業のサポート部門やリモデル営業推進課を担当させてもらうことになったんです。

新しい道を拓くリーダーを育てる“経営塾”

現在は、人財本部の経営塾で塾長をしています。経営塾は、次世代のリーダーとなる人財を育成する“サクセッションプラン”の考えに基づいた研修制度です。将来的に役員としての登用が期待される社員に、企業課題の解決を通して訓練を行っていきます。2007年、リモデル営業推進課に在籍している時には、私も塾生として受講しました。当時販売部門で初めての女性の管理職ということもあり、私が挫折したら「女性はやっぱり駄目だよね」と思われかねないと思い、一年間は寝る時間を削って課題に取り組んだことを覚えています。

マネージャー層と経営者となるリーダー層は明らかにめざすものが違います。マネージャーは与えられた業務で最大限の結果を出すことが求められますが、リーダーは、会社全体を背負って、正解がない世界で新しい道を切り拓いていかなければいけません。
たとえば、リーマンショックのような経済状況が激変するタイミングや、グローバル事業を拡大していこうとする場面で、新しいビジョンを戦略的に打ち立てる必要があります。前例も経験も無いなかで、意思決定をしなければいけないのです。
経営塾では、そのプロセスを疑似体験。実際の経営課題になりそうなテーマを設定して、社長への提言を通して、経営者の視点や考えを学んでいきます。10年先、15年先に自分が経営者だとしたらどう判断するかを一緒に実践的に考えていくわけです。

塾生の成長に 自分自身の喜びが重なる

私は、困難が人を成長させてくれると思っています。困難を乗り越えた先の自らの成長を感じてもらうことが私たち経営塾運営側の役目です。塾生とは真剣に向き合いますから、夜遅くまで対話することもよくあります。とても忙しい日々ですが、家族との時間も大切にして、帰れる時には早く帰るなど、メリハリをつけることを常に意識しています。私が行動で見せることで、これから続く女性社員たちが働きやすい雰囲気をつくれればと思っています。
経営塾の受講者が、それぞれのテーマを通じて会社全体に気づきを与えられることが理想です。塾生の提言に社長の反応があればさらにうれしいですし、会社の未来に貢献できると思うと、とてもやりがいがあります。塾生の成長も喜びです。「職場に戻ったら、○○にチャレンジします」と言ってくれたり、塾生の上司から「人が変わったように成長した」と言ってもらえたりすることもあります。

石井 美和

人財本部 経営塾 塾長
家政学部卒

<キャリアパス>

1年目
商品特販課に配属
3年目
横浜ランドマークショールームにてアドバイザーを担当 その後、スーパーバイザーとなり部署を超えた取り組みを行う
12年目
営業サポート部門へ異動
14年目
リモデル事業の盛り上がりとともにリモデル営業推進課へ異動、 塾生の立場で経営塾を経験
20年目
経営塾で、将来のリーダー候補を育成する業務を担当

メッセージ

私は大学で建築分野、特にインテリアについて学んでいましたが、今はまったく関係ない仕事をしています。経済の状態や社会の制度、会社の経営方針が変われば、環境は変わります。時代背景や環境に応じて、柔軟に自分にできることを変えていかないと、やりがいを見出すことはできません。
“キャリアプラン”とは、「自分はこんな仕事がしたい」という希望ではなく、「自分はこうありたい」という理念とともに自らの価値を見出して、本当にやり遂げたいプランを見つけることだと思います。
ぜひ、スキルや経験だけでなく、人間として、社会人としての強みを身に付けることを意識してみてください。

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