TOTO
Aino Aalto アイノ・アールト
 
Aino Aalto アイノ・アールト
監 修=アルヴァ・アールト財団、アルヴァ・アールト博物館
編 集=ウッラ・キンヌネン
著者=ヘイッキ・アラネン、アルネ・ヘポラウタ、ミア・ヒペリ、マルヤーナ・ウラノネン、カーリナ・ミコランタ、レンヤ・スオミネン=コッコネン
発行年月=2016年7月
体裁=B5判変型(190×250mm)、上製、244頁
ISBN=978-4-88706-359-4

ブックデザイン=緒方裕子

定価=本体3,800円+税
アイノ・アールト――その生涯と作品を知る一冊、待望の翻訳出版
TOTO出版は、『Aino Aalto アイノ・アールト』を2016年7月20日(水)に発行しました。

さながら水面に広がる波紋のような美しいデザインが人気のガラスウェアで知られるアイノ・アールトは、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的建築家、アルヴァ・アールトの妻であり、ふたりの子供の母、さらに自らも建築家、デザイナーとしてアルヴァの共同設計者の立場から多くの作品に関わり、その中心人物として多大な影響を及ぼしてきました。しかし、残念ながらそういった側面が知られることはこれまでほとんどありませんでした。

本書は、アルヴァ・アールト財団監修のもと、財団所蔵の豊富な作品写真や図版といった貴重なビジュアル資料を中心に、アイノの思慮深く才能豊かな生涯を、アイノとアルヴァの孫ヘイッキ・アラネンをはじめとする6人の研究者によるテキスト、家族や友人たちと交わした書簡、関係者へのインタビューなどから紐解きます。アイノの生い立ちから、アルヴァとの出会い、そして女性建築家として第一線で活動し、55才の誕生日を目前に閉じたその生涯に、多彩な資料、文献から迫る作品集です。そして女性が社会の中で男性と対等に学び、働くことがまだまだ容易ではなかった時代にアイノが遺した奇跡を、母として、建築家として、またデザイナーとして、さらにアイノの生涯と切り離して語ることのできない時代背景など、多角的な側面から辿ります。

本書は、アイノの作品集であり、またその生涯をつづる伝記でもあると同時に、アルヴァにとって公私共に大切な存在であったアイノの目線を通して、アルヴァをより深く知ることができる一冊となっています。また本書では、アイノが手掛けた建築やインテリア、家具、ガラス製品からファブリックまで、幅広く解説されており、建築に携わる方はもちろん、インテリアやプロダクトデザインに携わる方、また北欧デザインの好きな方々にも十分に楽しんでいただける内容となっています。
立ち読み
執筆者プロフィール
ヘイッキ・アラネン
アイノ・アールトとアルヴァ・アールトの孫で、アルヴァ・アールト財団の役員会の副会長。アルヴァ・アールトアカデミー役員、アルテック株式会社役員。専門は弁護士で、ノルデア銀行フィンランドの法律顧問。
ミア・ヒペリ(文学修士)
アルヴァ・アールト博物館キュレーター。長年にわたり博物館所蔵の図面コレクションの管理を担当。アルヴァ・アールトが計画・デザインした「スニラ製紙工場の本社オフィス、レジャー施設、ハウジング」を研究。
カーリナ・ミコランタ(文学修士)
アルヴァ・アールト博物館キュレーター。アイノとアルヴァのデザイン・ワークを研究。
アルネ・ヘポラウタ
1996年からアルヴァ・アールト博物館研究員。アルヴァ・アールトの通信文コレクションを編纂。
マルヤーナ・ウラノネン(文学修士)
1999年から2004年までアルヴァ・アールト博物館研究員。アイノとアルヴァの生涯の作品と個人史に関する写真コレクションを研究。
レンヤ・スオミネン=コッコネン(博士)
ヘルシンキ大学の美術史のシニア・レクチュアラー。女性建築家についての著書を多数執筆。
目次

序文………………………………ヘイッキ・アラネン(アイノ・アールトの孫)

アイノ・アールトについて……アルネ・ヘポラウタ(アルヴァ・アールト博物館研究員)

建築家アイノ・アールト………ミア・ヒペリ(アルヴァ・アールト博物館キュレーター)

作品リスト………………………ミア・ヒペリ

インテリア、家具デザイナー
アイノ・アールト
………………カーリナ・ミコランタ(アルヴァ・アールト博物館キュレーター)

写真家アイノ・アールト………マルヤーナ・ウラノネン(アルヴァ・アールト博物館研究員)

寡黙な中心人物
建築家アイノ・アールト
………レンヤ・スオミネン=コッコネン(ヘルシンキ大学シニア・レクチュアラー)

執筆者リスト
出典
クレジット
索引

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アルヴァ・アールト
著者・写真=齋藤裕
編集=三輪直美
アルヴァ・アールト
写真・著=齋藤裕