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インフォーマル
 
インフォーマル
3刷
著者=セシル・バルモンド
日本語版監修=金田充弘
翻訳=山形浩生
発行年月=2005年4月
体裁=114×184mm、上製、400頁
ISBN=978-4-88706-249-8

デザイン=ジャヌッジ・スミス
日本語版組版デザイン=赤崎正一

定価=本体3,600円+税
インフォーマル――それは既成概念にとらわれない自由な発想から生まれる革新的な建築の生成手法。
今最も注目を集める現代建築のコラボレーター、セシル・バルモンドの邦訳書がここに完成。
本書では規則的、重厚といった、これまでの<フォーマル>的思考を超え、<インフォーマル>による自由な発想に基づいた、軽やかで新しい建築・空間づくりの思考の提案とその実践的手法を解説しています。

現代建築をリードする多くの建築家がセシル・バルモンドの考えに強く共感し、コラボレーションすることによって新しい建築に挑戦し、斬新な作品を作り上げています。本書ではレム・コールハースの「ボルドーの家」、ダニエル・リベスキンドの「V&Aミュージアム」などの話題の作品を採り上げ、構想初期段階から完成に至るまでのプロセスを通して<インフォーマル>的思想を説明しています。
本書はセシル・バルモンドが構成・ブックデザインなど細部にまでこだわりぬいてつくった1冊。本書の中には<インフォーマル>を解くさまざまなスケッチ、ダイアグラム、写真などがコンパクトにまとめられています。カラフルな色使いやレイアウトなどオリジナル版の雰囲気をそのままに、邦訳版を作りました。
著者プロフィール
セシル・バルモンド(Cecil Balmond)
スリランカで生まれ大学を卒業後、イギリスにわたり、さらに研究を行う。関心は音楽や数字・数学を発想の源とした、形態生成と科学と芸術の重なり合いである。
国際的なコンサルティング・エンジニア企業オーヴ・アラップ & パートナーズ社で30年間勤務し、数々の話題の建築プロジェクトに参加してきた。現在オーヴ・アラップ & パートナーズ社副会長。イェール大学教授(サーリネン記念プロフェッサー)、ハーバード大学教授(丹下健三記念プロフェッサー)を歴任。ロンドン在住。
日本語版監修者プロフィール
金田充弘
構造エンジニア
カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部建築学科卒業、同大学大学院工学部土木環境工学科修士課程修了。
1996年よりオーヴ・アラップ & パートナーズ勤務。主なプロジェクトとして「メゾンエルメス」(2001)、「砥用町総合林業センター」(2004)「富弘美術館」(2005)がある。2002年第12回松井源吾賞受賞。
訳者プロフィール
山形浩生
翻訳家、評論家
主著として『新教養主義宣言』(晶文社、1999)、山形道場』(イーストプレス、2001)、『新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち』(アスキー、2002)、『たかがバロウズ本。』(大村書店、2003)。
主な翻訳書としてローレンス・レッシグ『CODE』(翔泳社、2001)、ローレンス・レッシグ『コモンズ』(翔泳社、2002)、ビョルン・ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(文芸春秋、2003)がある。
私が推薦します!
セシル・バルモンドという思想家=構造家の出現によって、初めて動的空間には生きた既成概念が与えられた。〈インフォーマル〉、それはル・コルビュジエの〈建築をめざして〉に取って変わり得る近代建築を超える建築のマニフェストである――伊東豊雄(建築家)
コンテンツ

<インフォーマル>に贈る言葉 伊東豊雄
変革する建築 チャールズ・ジェンクス
メッセージ レム・コールハース
はじめに
ボルドー・ヴィラ
クンストハル
インフォーマル  
ケムニッツ解決案  
リール再訪  
スパイラル  
マニフェスト  
ボルドーを見下ろす窓  
フラクタイル  
フラクタル  
コングレキスポ  
キャノピー  
アルンヘム  
テンプレート  

関連書籍
構造設計
著者=佐々木睦朗