洗面美人~きれいな毎日は洗面から始める!

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第6回 整理収納アドバイザー 野村高子さん 洗面空間の収納から始めよう暮らしをラクに豊かにする片づけ術

片づけがうまくいくコツは基本の4ステップをおさえること

誰でもできる上手な片づけの進め方

M子自分たち家族に合った収納スタイルは、どうやって見つけたらいいのでしょう?

野村さん片づけには、「出す」「分ける」「減らす」「しまう」の4つの基本動作があります。
まず一番始めに取り組むのは、「出す」という作業。たとえば洗面所の収納スペースに、何が、どの位入っているかご存知ですか?自分が何をどの位持っているか把握するためにも、必ず全部出してください。
次のステップは「分ける」です。先ほど表に出したものを、使っているか使っていないかで分別します。実はこの判断が難しくて、手が止まる方が多いんです。どんな基準で分別すべきなのかの目安がつけにくいんですね。私はいつも、「迷ったら、ここ1年で使ったことがあるもの、ないもので分けてください」と事実で分けるようにアドバイスしています。毎日使うもの、たまにしか使わないもの、使っていないものなどに分けましょう。
使っているものと使っていないものが混在しているから、使いにくくなるのです。
そして、「減らす」のステップ。先ほど分別したものから、不要なものを取り除きます。

J美「やっぱりいつか使うかも」とか、「もったいない」と思ってしまいそうで、「減らす」の判断は難しそうです。

野村さんここで大事なのは、「捨てる、捨てない」ではなく、「使う、使わない」で判断すること。本当に使わないものなら、残す必要はないですが、使っていないけれど残したい思い出の品は、思い出専用の箱へ入れて残しておけば大丈夫。また、判断がつかないものは保留期限を設けて別の場所で保管し、期限がきたら改めて見直すやり方もあります。
もうひとつ、使っていないものについて「使わない理由」を考えることも大切です。使わないには理由があります。使いづらい、好みでないなどの理由なら、今後使うことはないですし、持っていることを忘れていたなら、使えるようにすればよいだけです。

M子「しまう」前に取り組む、ものの整理が肝心なんですね。では、いざ「しまう」際のポイントは?!

野村さんズバリ「ものの定位置を決める」。これです。
たとえば洗面空間。我が家では、洗面台の鏡裏収納が真ん中と左右の3カ所に分かれているのですが、真ん中の収納は家族の共有スペース。一番下に歯ブラシなどのよく使うものを置き、上の段には使う頻度が低いものを置いています。そして、右の収納には私のもの、左の収納には主人のものというように、人別に分けています。そうすると、主人も自分が使うものを見つけやすく、出し入れするためにあちこち手を動かすことも減るので、出しっぱなしにすることもなくなりました。
使う人の身長に合った高さや、行動の動線上に収納することが、使いやすさにつながります。特に子どものものは、子どもの手が届く高さにしまうようにすると、自分で出し入れできるようになります。
取り出しにくい位置にあったり、しまい方が複雑だと、大人でも子どもでも、使ったあとに元に戻すのが億劫になります。だから、しまい方を簡単にすることはとても大事。そうすれば「使ったら元に戻す」が習慣化しやすくなります。

ワンポイントアドバイス

鏡裏収納の真ん中、一番下の段にハブラシ類を収納。子どもでも手が届く高さです。

一番上には使う頻度が低いものを。細々したものはポーチに入れてまとめておきます。

M子家族のみんなが片づけを習慣化できると、キレイを維持しやすくなりますね。

野村さん「使っているものを、使いやすいようにしまう」ことが、暮らしやすい収納のための基本の考え方。使う人みんなに使いやすい収納を考えたいですね。
もののしまい方やしまう場所を決める際に、それを使う人みんなの意見を聞いたり、どこに何がしまってあるのかを使う人みんなが共有することもポイント。口頭で説明するのはもちろん、シールなどを張って何がしまってあるのかわかるようにするのもおすすめです。

片づけたいけどうまくいかない…。こんな「失敗」しているかも?

J美私は収納グッズを買ってきてもうまく使いこなせず、結局片づけられないまま…ということが多いのですが、収納グッズ選びのポイントはなんですか?

野村さん何をしまうかを考えずに収納グッズを先に買うのはNG。収納グッズはまず、使う場所や入れるものを計測して、それに合うサイズのものを選びましょう。ぴったりサイズのものを選べば、スペースを効率よく使うことができますよ。家の収納スペースのサイズをあらかじめメモして持ち歩いていれば、外出先などで収納グッズとの出会いがあった時に、購入するかしないかの判断がしやすいですね。

M子私は、比較的きちんとものをしまうほうなのですが、ものがたくさんあるせいか、使いたいものが取り出せなくて困ることがよくあります。

野村さんそれは、収納に対してものを詰め込み過ぎているのかもしれません。収納は、スペースに対して、8割程度に留めるのが理想。スムーズに出し入れできるようにするためにも、少し余裕をもたせておきましょう。
「スペースが余っているともったいない」と思ってしまいがちですが、この残した2割は心の余裕につながりますし、「一時収納」としても使えるんです。我が家では、リビングの引き出し収納2段を一時収納場所にしていて、買ってきたばかりでまだ定位置が決まっていないものを仮にしまっておいたり、急な来客で片づけが必要になった時にものをしまったりというふうに使っています。

ワンポイントアドバイス

収納すべてにぎっしりとものを入れてしまわないのもポイント。空きは一時物置としても活用できます。

左右の鏡裏収納は、右が野村さん、左をご主人用に。下にいくほど、使用頻度が高いものを収納しているので、日々使うものをすぐ取り出せます。

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