GREEN STORY エコの裏には物語がある 進化を続ける、TOTOの節水・エコ商品。誕生までのストーリーを、開発担当者のインタビューでご紹介します。

Vol.33

シャワーは、エコと快適のキー・デバイス。

僕らが世界に「コンフォートウエーブシャワー」を届けたい理由
<後半>

2017年春に登場した、新吐水方式採用の「コンフォートウエーブシャワー」。前半では、誕生の背景や新機構の開発秘話 をお届けしました。後半では、モニターテストを通じての意外な発見や、これから目指す商品についてお聞きします。

デザインやインターフェースにもこだわりたい。

今後、こんなシャワーを作りたいといった夢や目標はありますか?

早田 エコや節水の機能と、高いデザイン性を兼ね備えた商品が理想です。今回のオーバーヘッドシャワーでも、デザインと押しやすさを両立したボタン配置にこだわったり、シャワーの「顔」を今までにないホワイトにしたり、吐水口を規則的に並べたり……いろいろな新しい試みをしています。
海外メーカーの掃除機やハンドドライヤーのように、機能とデザインの両方から話題になるようなシャワーを作っていきたいです!

宮崎 私も同じです。今年の3月にドイツのISH(世界最大規模のバス・トイレ・ビルディング・冷暖房・空調・再生エネルギー国際専門見本市)に参加したのですが、そこで海外メーカーの新商品をたくさん見てきました。一部のメーカーは、シャワーのインターフェースと言いますか、ボタンの配置はもちろん押し心地やサイズまで考え抜かれていて、一歩先をリードしているなと感じました。

でも、ただトレンドを追うだけじゃダメなんですよね。例えば最近の海外のシャワーは、ヘッドのサイズが150㎜とか団扇みたいに大きくなっていて。でも日本は大体80~90㎜なので、ヘッドサイズが大きすぎると浴室の中で浮いてしまうんですよ。ちゃんと使いやすくて、かっこいい。そういうのが理想です。

これまでにないホワイトが採用されたシャワーの「顔」。ハンドシャワーは、大きめシャワーヘッドのトレンドを取り入れつつも使いやすさを保った110mmサイズ。

シャワーは節水の未来を担うデバイス、
かもしれない。

海外では節水の法規がさらに厳しくなるとも聞いています。
これ以上の節水機能を開発していくのは、正直大変そうですが……

宮崎 新しい技術を開発するのは簡単ではありませんが、シャワーはたくさんの水を使うので、節水性はとても重要です。手軽に付け替えられる商品性としてのメリットもあるので、多くの方に使っていただきたいと思います。そうした意味で、エコや環境技術を世界的に広める一つの“キー・デバイス”になると思うんです。だからこそ少しでも多くの人に、節水機能に優れたシャワーを使ってもらいたい。そのためには、まず手に取っていただき、いいなと感じてもらう必要がありますよね。デザインへのこだわりもそのためです。そして、多くの方々の感性に応えられる浴び心地を作っていきたいです。

ここにも注目!

TOTOのシャワーがホテルで
喜ばれるのはなぜ?

エアインシャワーにも採用されている機能で、ホテルなどのパブリックシーンで特に支持されているものがあります。それは、「水切れの良さ」。
例えばせっかくバスルームを掃除しても、シャワーから残り水がぽたぽたとこぼれていると水あとが残ってしまい、お客さまのクレームになりかねません。そこでTOTOは、シャワーの吐水口の径サイズを一つずつ変えることで、その声に応えました。
シャワーの面に設けられた吐水口のうち、上半分と左右の径サイズは同じ。ですがよく見ると、外周の下半分だけは、吐水口の径が少し大きくなっています。また、内部の通水路も真ん中で上下に分かれ、下部分が早く排水されるように設計。そうすると、シャワーをハンガーにかけた際、上部の水が下に溜まっても素早く排水されるのです。水切れへの配慮は、意識しないとなかなか気付きにくい点。そこには、現場の声に耳を傾けることで生まれた、TOTOらしい「気遣い設計」がありました。

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