水ほうき水栓でスイスイと節水&時短ができるキッチン「クラッソ」。

料理も後片付けもスイスイできる。
そんな夢のようなシステムキッチン「クラッソ」は
新たに開発した「水ほうき水栓」で意識しなくても節水ができる
水まわりに強いTOTOならではの自信作です。
シンクを流れる水の動きに着目して
作業効率を徹底的に考え抜いた水栓は業界でも初めて。
大幅にリニューアルしたこの「クラッソ」は
去年夏の発売以来、お客様からの評判も上々です。
ユニークな「水ほうき水栓」が誕生するまでの経緯を
開発担当の佐々木陽介さんが語ります。


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佐々木 陽介(ささき ようすけ)
キッチン・洗面事業部
キッチン・洗面開発部
キッチン商品開発グループ

2004年TOTOハイリビング株式会社に入社。
以来、施工技術、開発とキッチンひとすじ。
大学での専攻は機械システム工学。

理想のキッチンとは何か。原点に戻って考えてみた。

システムキッチンの開発は
いつもお客様の声を拾うことから始まります。
お客様の要望はこれまですべて商品に反映。
そのうえで照明付きのバーカウンターのようなキッチンや
家具のようにリビング空間を演出するキッチンなど
暮らしの質を高める商品を作ってきました。
ただし今回の「クラッソ」は
既存の3シリーズを集約するTOTOのキッチンの決定版。
本当に大きな節目に当たる新商品です。
ならば、思い切って原点に戻ろう。
忙しい主婦を始め、どんな人でもスイスイ使える理想のキッチン。
作業効率をとことん高めることによって
暮らしにゆとりが生まれるキッチンをめざそうと。
また同時に、TOTOがキッチンを出す意味を突き詰めて考えました。
いままで「キッチンでいちばんの特徴は?」と聞かれても
みんな個人的にいいと思えることを答えていたんですね。
でもTOTOは水まわりの技術には絶対の自信がある。
ならば「水」をキーワードに
とことん作業効率を追求したキッチンにしよう。
そのためには何が必要か
先入観を捨ててゼロからすべてを見直すことにしました。

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「クラッソ(CRASSO)」=ラテン語の「明日」(CRAS)+イタリア語の「エース」(ASSO)。今日も明日もあなたのそばで一番の存在として、長く一緒に「暮らそう」という思いを込めた。

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効率的に洗える水栓が重要なキーアイテムに。

最初に着手したのは水栓です。
多分、いままでの水栓に不満な人はいないはず。
でも効率良く洗える水栓ができれば
キッチンで使う水の量も少なくなる。
結果的に節水、CO2削減につながるし
なによりTOTOじゃないと出来ない商品です。
どう水を当てれば効果的なのか。
角度は? 穴の数は? 水の形状は?
正直、ものすごくマニアックな世界ですよ。
水栓をそこまで追求するのはTOTOぐらいでしょう(笑)。
めざしたのは快適に使えてecoな水栓。
07年から水栓の研究は始まっていましたが
結局、3年かけて試行錯誤を繰り返すことになりました。

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幅が広く、当たった水が広がって、ほうきのようにサッと洗える。

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水を使うシーンを解析して斜め38度の形に行き着いた。

まずはどの位置から水を落とすかが問題です。
邪魔にならない場所から洗いやすい場所に。
これが意外に難問でした。
キッチンで水を使うシーンは
シンク前と作業スペース前の2パターン。
どちらでも無理なく、スムーズに使えないとダメ。
いままでの水栓はシンクを覆う形状だったから
洗いものが実は見づらかったし大きな鍋を洗うには邪魔だった。
吐水部分を斜めにすればそれらが改善できるけど
水はねがひどくなってしまうと使い勝手が悪い。
斜め形状の角度が問題でした。
何度も試作した結論が、吐水部分が斜め38度の形。
使い勝手を考えるとこれがベストな角度なんですね。

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洗う空間が広いので大きなお鍋もラクラクと洗える。

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効率良く洗うには水が広がる形が理想的だった。

次に取り組んだのが吐水の形でした。
いままでのシャワー水栓だと
水にボリューム感は出るけど効率的じゃない。
大きな鍋から包丁、手までササッと洗うためには
当たった水が横に広がるような形がいいはず。
じゃ、縦型の散水板に吐水穴を多めに配置して
「着水してから広がる」新機軸のシャワー水栓にしようと。
そのために、穴の形状や大きさ、配置する形を決める。
またもや細かい試行錯誤の連続でした。
結果、142個の穴を斜めに配置し
長さ約5cmの散水板から、手元では水が15cmに広がるように飛ばし
水粒の干渉効果で水膜が横に広がるように設計。
あまり広く飛ばしても水がもったいないので
洗いやすい範囲、手で感じる水の感触まで考えあわせて
ようやくベストな水栓の形が完成しました。
効率良く洗えて、水量は年間28%(従来型2ハンドル混合栓との比較)の削減。
節水になって年間水道料が安くなる上に
お客様のゆとりの時間が増えて暮らしの質も向上するはず。
この水栓だと手早く洗えるから作業が早く終わると
プロの調理人の方に褒められたのがうれしかったですね。

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142個の穴が「雁行形」に配列されている。

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洗いものに斜めに当たってパッと広がり、水跳ねが起こりにくい。

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水栓とシンクの名コンビでゴミが自然に片付くように。

スイスイ快適になんでも洗えるこの水栓は
「水ほうき水栓」という絶妙な名前になりましたが
同時に、シンクの形状も一新することに。
排水口の位置をコーナー奥に変え
そこにゴミが集まるように微妙な傾斜をつけました。
題して「すべり台シンク」(笑)。
口で説明すると簡単そうですが
排水トラップも新たに開発したし
シンクの型も膨大なお金をかけて作り直しました。
これまた多くの技術者の苦労の成果なんですよ。
野菜くずが水の流れで自然に排水口に集まる上に
最後に「水ほうき水栓」で掃くように水を流せば
あっという間にシンクが隅々までキレイに。
この後片付けの楽ちんさも
ぜひおウチで体験していただければ。
本当に水のほうきだねと、
きっと驚いてもらえると思いますよ。

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水ほうき水栓とすべり台シンクで、水もゴミもスイスイ。

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「クラッソ」は、ほかにもスイスイがいっぱいです。

「クラッソ」は、水も動作もムダがない「スイスイ設計」が自慢です。「実際に水を出してみると、みなさん納得されますよ」と販売担当の原田拓さん。ショールームでは水ほうき水栓&すべり台シンクの威力を、必ず目で確かめてもらっているとか。「特に水ほうき水栓のインパクトはすごい! スイスイ作業がはかどることがすぐにイメージできますからね」。また水だけではなく、動作の効率化も考え抜かれています。内引き出しが連動式のらくプル親子収納なので、一目で中身を見渡せ1度に取り出せる。欲しいものがスイスイ取り出せるから作業もはかどります。掃除だってスイスイ。フィルターのないゼロフィルターフードは、面倒なフード掃除も楽々。ササッと立ったまま表側がふけるように、ファンを覆う整流板の奥がはずれる工夫もナイス。「オプションでフットスイッチを付けるのもお薦め。より快適に効率よく節水できますよ」。足元でこまめに水の出し止めができるフットスイッチは、「水ほうき水栓」と組み合わせるとさらにeco効果も抜群です。

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原田 拓(はらだ たく)

システム商品営業推進部
キッチン洗面商品営業グループ/グループリーダー

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ハンドルに手を伸ばさずに水の出し止めができる。

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グリーンストーリーについてお聞きします。