水と湯をしっかり使い分けるエコシングル水栓で手軽なecoライフ。

キッチンや洗面所で毎日使うシングルレバー混合水栓。
実はこれ、レバー真ん中の位置だとお湯が出ることを知っていますか?
普段、つい無意識で使ってしまうことが多いけど
そのたびに給湯機が着火しているのはもったいない!
今回はそんな無駄をなくすための画期的な新商品
エコシングル水栓について
水栓ひとすじ15年の浜崎正直さんが語ります。

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浜崎 正直(はまさきまさなお)
水栓開発センター
水栓商品企画グループ/企画チームリーダー

1995年 TOTO株式会社に入社。
金具事業部(現・水栓事業部)に配属。
以来、ずっと水栓の企画開発に携わる。
大学の工学部では金属材料工学を専攻。

たかが水栓、されど水栓。

TOTOはトイレが圧倒的に有名ですが
キッチン、洗面所、浴室と水全般の商品を作っています。
そのすべてに関わってくるのが水栓金具。
それも節水、節湯(せつゆ)といったグリーン商品にとっては要のような存在。
地味ですが、実はとても大事な部分を担っています。
今回のエコシングル水栓も
知らず知らずのうちに節湯できるのはもちろんのこと
どうすれば節湯を意識してもらえるのか。
それらを考え抜いた末の新商品です。

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レバーの真ん中は実はお湯。それを水に変えるのが大変だった。

では、どこが従来のシングルレバー混合栓と違うのか。
まず普段よく使うレバー真ん中の位置では
水が出るように温度調節ができる領域を変えました。
えっ、それがどうしたのと思われるかもしれません。
でもいままでの一般的なシングル水栓では
レバーの真ん中だとお湯が出ていたんですね。
たとえばしゃもじをちょっと濡らす。
そんなときでも給湯機が着火していることもあるのです。
すると使われなかった湯は配管の中で水になってしまう。
この無駄をなんとかなくしたい。
しかもいままでと同じ使い方で。
そのためにはレバー真ん中では水が出るのが望ましい。
誰もが無意識に無駄なお湯を削減できる。
そんな水栓を作りたかったのです。

実はその考え方自体は前から社内であったのですが
どの位置で操作しても快適な水量を保ちながら
水と湯の吐水配分を変えるというのは構造的にかなり難しい。
そのためのアイデアだけでも22パターン。
4年以上、ありとあらゆる試行錯誤を繰り返しました。
途中で頓挫したことも数え切れないほど。
関連部署の誰もが本当によくがんばりましたね。

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従来のシングルレバー混合栓では、レバー真ん中では水と湯が混ざって出るため、気づかないうちに給湯機が着火していることがあります。

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エコシングル水栓では、よく使われるレバー真ん中では水だけが出るので、無意識に真ん中で使っても給湯機が着火しません。

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水と湯の境目を意識してもらう。そのためのクリック感。

さらに、水と湯の境目がはっきり分かるように
カチッと軽快なクリック感を付けました。
これ、実はかなりこだわった部分です。
というのも、社員の奥さまたちへの調査でも
レバーの真ん中部分での吐水について
「水だと思っていた」「意識すらしてなかった」という方が約3割も。
一般の方だと約半分がそう。
その結果を知って私たちはびっくりしたわけです。
我々が常識だと思っていたことが、世間では意外と知られていなかった。
これはなんとかしないといけない。
いまお湯を使っているから給湯機が着火していますよ。
そのことを誰もが分かるようにしたい。
そのためには水と湯の境目を分かりやすいように
手ごたえ、つまりクリック感をつければいいのではないかと。
そうすれば家族みんながお湯の無駄遣いを防げますよね。
使いやすさ、分かりやすさがecoには何より大事。
このクリック感を付ける工程でまたひと苦労するのですが(泣)。
ようやくTOTOならではのecoな水栓の完成です。
苦労しただけにこの新商品に対する思い入れも強いですね。

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エコシングル水栓でよりeco意識を持ってもらえるようにと、レバーのトップにecoと記されている。

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eco意識を自然にもってもらえるところが新しい。

この業界初のエコシングル水栓が
いよいよ8月に発売されることになりました。
おかげさまでまわりの反応も上々です。
特にクリック感が「これいいよね〜」と大評判。
地味な水栓商品としては、珍しいくらいの反響の良さです。
お値段もお手ごろ価格で取り換えも簡単。
そう、水栓ってすぐ取り換えられるんですよ。
試算では、お湯の使用量を年平均で約16%カット。
キッチンなら年間約4680円、洗面なら約2270円お得。
もちろん無駄なCO2も削減できる。

なにより家族みんなで
知らず知らずのうちにecoに貢献できるのが大きい。
いままで水栓におけるecoの概念としては
主に時間(こまめに出し止めする)と量(最適流量が少ない)の2つでしたが
このエコシングル水栓は第3の概念を作ったと思っています。
それは節湯(せつゆ)意識を喚起できる商品であること。
しかもすごく分かりやすく。
その意味でも画期的な新商品だと自負しています。
いずれ世界にも発信したい商品ですが
まずはぜひみなさんに試して、使ってみてもらいたい。
しつこいようですが
水栓は簡単に取り換えられるんですから(笑)。

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エコシングル水栓は、水栓単体での取り替えも可能。

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エコシングル水栓の目に見えないeco力の高さを説明してくれた浜崎正直さん。

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Column:エコシングル水栓搭載の洗面化粧台「サクア」が新発売。
エコシングル水栓は、TOTOのキッチン&洗面台には欠かせない存在になる予定。その第一弾として発売されるのが、8月に登場する洗面化粧台「サクア」。河西淳さんも「これは良い商品ですよ」とキッパリ。1番の売れ筋商品で7年間続いた「クリアZ」シリーズを一新した新商品だけに、お薦めポイントも数えきれないほどあるようです。まずは美しいスクエアなデザインに目が釘付けに。台形のボウルは、肘からの水たれもしっかりキャッチ。しかも洗顔フォームなどの仮置きスペースも拡大。とても使いやすいフォルムでもあるのです。また収納量も約30%アップ。TOTO独自の「奥ひろ収納 奥ひろし」は、排水トラップの形を小さくしたことで業界ナンバーワンの収納量を誇るとか。他にも今回初搭載の「プッシュポケット」はメガネやコンタクトレンズケースなど、濡らしたくない小物の一時収納に便利。「もう隣の洗濯機に載せなくても大丈夫(笑)。女性なら指輪もこちらにどうぞ」。引き出してそのまま乗れる体重計収納に、お掃除ラクラク排水口。細かい配慮に満ちた「サクア」は、「こうだったらいいのに」という思いが形になったような新商品。もちろんエコシングル水栓やヒーターレスの「エコミラー」など、eco対策も万全。25年前にTOTOが生んだ大ヒット商品・シャンプードレッサーを彷彿とさせる、“思わず欲しくなってしまう洗面化粧台”かもしれません。

サクアの詳細はこちら
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河西 淳(かわにしあつし)
システム商品営業推進部
キッチン洗面商品営業グループ/企画主査

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使いやすい台形の洗面ボウルは、その形のために作ることが困難で開発チームが苦労して完成。

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顔を洗うとき、ひじまで洗面ボウルの上に収まる。ひじから床への水だれ問題を解決。

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グリーンストーリーについてお聞きします。