トートー×マガジンハウス グリーンジャーナル
vol.1 "お冷や"=100円で地球の環境を救うことができます

第2章 「TAP TOKYO 2009」を実際に体験してみると……。

3/20〜22、都内のあちらこちらで『TAP』のポスターを見かけた。派手ではないが意外と気になる(写真/柿澤りか)

3月22日、東京マラソンで3万人が東京の街を駆け抜けたその日、都内のTAP協力店を回ってみることに。朝食は贅沢にホテルへ。白金のシェラトン都ホテル東京の『カフェカリフォルニア』は、3連休の最終日とあって朝から宿泊客で賑わっていました。テーブルにつくと、爽やかなブルーのTAPプロジェクトのカードが置いてあります。和定食を注文し、絶品の御飯と納豆で朝からパワーアップ&気分も上々。周りのテーブルを見ると、みんなカードを一瞬見るものの、詳しく読もうとはしていない。忙しい朝とチャリティは、相性がよくないのかも。また外国人のお客さんも多いこちらでは、日本語の説明のみのカードは、明らかに不親切。早速、来年以降の課題を発見しました。
シャエラトン都ホテル『カフェカリフォルニア』の朝食。和洋ともに絶品で、気持良く100円置ける

『スーツァンレストラン陳』では、店内みんなでTAPを盛り上げていた。それでいて押しつけがましくないさりげなさがGOOD
ランチは渋谷セルリアン東急ホテルの中華『スーツァンレストラン陳』へ。こちらのシェフはテレビなどでもお馴染みの菰田欣也さん。『誰も儲からないのがいい』とTAPプロジェクトの取り組みを絶賛していていた菰田さんは、店のスタッフにもプロジェクトの趣旨を説明したと記者会見でも話していたっけ。実際席についてサービスを受けてみると、その効果は絶大。案内してくれたウェイトレスさんがいきなりTAPについて、簡単に説明をしてくれました。もちろん笑顔と「もしよろしければ」の一言も忘れていない。おしつけがましくないうえに、真摯な姿勢が伝わってくる。これならTAPについてまったく知らない人でも自然と興味が持てるはず。満員の店内のあちこちで、TAPについての会話がはずんでいるのが聞こえてきます。隣のテーブルは家族連れ。父親が小学生と思しき娘に水の大切さを語っていました。これこそ、TAPの目指した場所。単に寄付を集めるだけでなく、みんなの意識がひとつの方向に向かうのが一番大切なことなのだ。言うまでもなく料理は絶品。美味しくて、誰かのためになる。思わず500円玉を置くと、皿を下げに来たウェイトレスが極上の笑顔とともに「ご協力ありがとうございます!」の一言。これなら誰もが幸せになれます。

最後は食後のコーヒーを飲みに某カフェへ。でも残念ながらこちらでは、カードをテーブルに置くこともしていなかった。ウエイターに声をかけて初めて出てましたが、彼自身TAPのことをあまり理解していない様子。そっと100円を置いてきたんですが、周りのテーブルは相変わらずそのままでした。 3軒回って思ったのは、やはり重要なのは従業員も含めた意識の徹底。『スーツァンレストラン陳』では、みんながカードの上にコインを置くことで、後から来た人がさらに興味を持ち、「自分も置かなければ」という意識になれたのもよかったように思います。
従業員の意思統一も、これからの課題