『もしもトイレがなかったら・・・』 TOTOテクニカルセンターでウォーターエイドスピーカークラブ勉強会を開催!
コラム
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TOTO水環境基金助成団体でもあるウォーターエイドジャパンは、「すべての人が、すべての場所で、きれいな水と衛生設備にアクセスできる世界」を目指して活動している団体です。途上国でのプロジェクトとともに、多くの方々に途上国の水・衛生の状況について関心を持ってもらうための活動も行っており、出前授業の教材づくりやスピーカー育成に熱心に取り組んでいます。
今回の勉強会は、スピーカー講習会を受講したTOTO社員がウォーターエイドの活動の主旨に賛同して企画し、スピーカーウォーターエイドの職員、インターンの学生、TOTO社員の計13名が参加しました。
当日は「もしもトイレがなかったら」という教材を使ってのピア・ティーチング(学習者同士が教え合うスタイルの学習方法)で進められました。無人島と小学校の体育館という2つのシチュエーションでトイレがない状況を設定してグループワークを行い、適切なトイレがない環境で生活している23億人(世界人口のおよそ3分の1!)の人々に思いを寄せるものでした。授業する側も生徒役も真剣そのものでしたが、無人島へ持っていきたいものを考えるパートでは「私はモリが使えるから無人島に持っていって魚を獲りたい!」など、参加者の発言が笑いを誘う場面もあり、あっという間に時間が過ぎました。参加者それぞれにとって貴重な学びの機会となりました。
TOTOは100年もの長きにわたり、「水と衛生」について真剣に考えている企業です。きれいな水や快適なトイレに簡単にアクセスできる現在の日本では、青少年の皆さんが世界の「水と衛生」について考える機会を提供することは重要だと考えています。TOTO水環境基金では、2016年度もウォーターエイドスピーカークラブの活動を応援していきます。活動の情報は、ウォーターエイドジャパンのホームページやTOTO水環境基金ホームページ等でご紹介しますので、興味のある方はぜひご参加ください。