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レンゾ・ピアノ


アウト・オブ・ザ・ブルー


'98年4月25日〜'98年6月27日

「建築とは冒険であり、建築家は芸術と科学との狭間を歩く開拓者である。 このちっぽけな惑星の中で、デザインこそがいまなお壮大な冒険となりうる可能性を秘めた行為なのだ。 何もかもがすでに発見しつくされたこの物質世界に住む我々にとって、残されたものはただ、思考の冒険のみ。 しかし、不安と当惑と恐怖をもたらすこの冒険は、雪と氷に閉ざされた地への船出にも匹敵する。」
レンゾ・ピアノ
世界を巡回したレンゾ・ピアノ回顧展「RENZO PIANO + BUILDING WORKSHOP − Out of the Blue」が、日本ではギャラリー・間で開催されました。
この回顧展に出品された数々の作品の中から、ピアノが改修計画を手掛けた「ポンピドー・センター」(パリ)、日本での代表作「関西国際空港」(大阪)、「ティバウー文化センター」(ニューカレドニア)、「ポツダム広場再開発計画」(ベルリン)の4作品を採り上げ、その全貌を紹介。
会場では「ビルディング・ワークショップ」と呼ばれる彼の工房の様子とこれらのプロジェクトの出発から完成までの軌跡が、詳細なデータとともに再現されました。
exhibition scene

スタディ模型、図面、写真が並び、ジョルジュ・ポンピドー・センター(パリ)、ポツダム広場再開発計画(ベルリン)のプロジェクトの全貌が見て取れる。

exhibition scene

天井から吊り下げられた動く彫刻(作:新宮晋)がエアダクトによるターミナルビル内の空気の流れを表現している。

exhibition scene

ティバウー文化センターの展示棟(原住民の小屋にちなんで「カーズ」と呼ばれる)のスタディ模型。

撮影 ナカサ・アンド・パートナーズ
講演会 : レンゾ・ピアノ講演会「アウト・オブ・ザ・ブルー」
      4月24日 東京・よみうりホール

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