追悼「前川國男」展





'86年8月18日〜8月27日

 日本の近代建築の巨匠,前川國男の追悼展.戦前・戦後を通し,日本の近代主義建築を身をもって実践した建築家として,わが国の建築界においてその名はさん然と輝いている.その一徹なまでの近代主義への傾倒は時代の波にも流されることなく,敢然とたたかいを挑む闘士であった.骨太の建築,いわゆる重厚で堅実な作風を,何ら変節することなく最後まで押し通した気骨の建築家として,今も変わらぬ評価を得ている.こうした前川の建築家としての軌跡を,この展覧会は余すところなく伝えている.
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 鈴木喜一撮影


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