黒川雅之

「蛇口・腕時計
 ・文具・屋外燈のデザイン」


'87年6月4日〜7月18日

exhibition scene  この展覧会では,「蛇口」「腕時計」「文具」「屋外燈」という4つのカテゴリーに分けて作品が展示されている.建築家であると同時にプロダクト・デザイナーでもある黒川は,“モノ”そのものを建築と等質に置き,これらを一種の空間として捉えている.たとえ小さな“モノ”であっても,スケールの置き換えにより,そこに建築としての思想が貫かれている.展示されている“蛇口”や“文具”も空間における小道具として存在する.ここでは,こうした日常の何気ない“モノ”を通して,プロダクト・デザインの重要性を再認識させてくれる.

 平井広行撮影


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