藤江和子の形象


風景へのまなざし


'97年6月7日〜'97年7月19日

 建築家とのコラボレーションを中心に照明器具や家具、インテリアや環境デザインなど幅広い領域で活動を展開するデザイナー、藤江和子。
 氏は自らのものづくりの姿勢を「風景をつくること」と表現しています。シンプルな合板の積層で構成されるダイナミックで優美な「くじら」シリーズや、異形なものが集結し、再び離散する一瞬を捉えたかのような「モルフェ」シリーズなど、イスやベンチやカウンターといったその機能から解放された独特のフォルムは、人びとの知覚や感性を呼び覚ます不思議な存在感を湛えています。そして、その作品が人びとのさまざまなしぐさを誘う瞬間、そこに氏の言う「風景」がつくられるのです。
exhibition scene exhibition scene

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講演会 : 藤江和子講演会−風景へのまなざし
      6月11日 東京・建築会館ホール
      6月20日 大阪・朝日生命ホール


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