TOTO
展覧会レポート
小泉誠展 Ku Ra Si Go To
2005年9月15日―11月12日
レポーター=中野照子
小泉は、家具もプロダクトもインテリアも建築も、すべて人が関わる「道具」と考えデザインしている。暮らしの道具が好きで、モノをデザインするのが大好きなデザイナーだ。インテリアの流れの中で小泉を見てみよう。...
佐々木睦朗展 FLUX STRUCTURE
2005年6月1日―7月30日
レポーター=小嶋一浩
「COMPETITION FIRST PRIZE」という文字がずらりと並ぶ。上階に入ると同時に、その文字の繰り返しに圧倒される。ほとんどのプロジェクトは国際コンペか公開コンペの1等である。「せんだいメ...
阿部仁史展 Body
2005年3月9日―5月14日
レポーター=藤本壮介
今回の阿部さんの展覧会については、同時に出版される作品集『阿部仁史 フリッカー』に僕も原稿を書かせてもらっているので、阿部仁史論については、そちらを読んでいただきたい。ここでは、純粋に展覧会について論...
原広司展 ディスクリート・シティ
2004年12月2日―2005年2月19日
レポーター=太田浩史
位相空間の数学の論理と、モンテビデオでの実験住宅の実践。その2つを両輪とする原広司のギャラリー・間での12年ぶりの展覧会である。前回の「500Mx500Mx500M(1992)」から「一人都市(199...
アンジェロ・マンジャロッティ展 イタリア建築界の巨匠、その建築/デザイン/彫刻
2004年9月10日―11月13日
レポーター=野上恵子
私がはじめてアンジェロ・マンジャロッティを知ったのは、おそらく日本の多くの建築学生と同様、すでに歴史的名作とされていた「バランザーテの教会」の設計者としてであった。その後彼がプロダクトデザインもしてい...
西沢大良展 1994–2004
2004年5月22日―7月24日
レポーター=堀井義博
建築家、西沢大良の個展。事務所を開設して以来、今年がちょうど10周年にあたるのだそうだ。独立して最初の10年間の区切りを、ギャラリー・間で個展として迎えることができる建築家はそう多くはいないだろうから...
承孝相と張永和展 融合する東アジア建築世界から:BYOND THE BORDER
2004年2月28日―5月1日
レポーター=迫慶一郎
韓国の承孝相(スン・ヒョサン)氏と中国の張永和(チャン・ユンホー)氏。間違いなく、それぞれが国を代表する建築家である。でも日本ではどれくらい知られているのだろうか。建築メディアでは日本と欧米の建築が大...
高橋靗一/第一工房展
2003年11月22日―2004年2月7日
レポーター=曽我部昌史
高橋靗一氏は好奇心いっぱいの建築家である。構造マニアであり、ディテールフェチでもあり、何と言っても新しもの好きである。そして、軽妙でウィットに富んだ語り口からもわかるように、根っからのエンターテナーで...
無印良品の未来
2003年9月13日―11月8日
レポーター=河内一泰
無印良品は、1980年に誕生した。日本は戦後の高度経済成長期を経て、なお好景気な時代だった。生活雑貨・衣料品など40品目から始まった商品群は現在5000品目を越え、僕たちの生活に浸透している。今年の春...
妹島和世+西沢立衛/SANAA展
2003年5月24日―7月26日
レポーター=アンドリュー・バーリー
展覧会の会場には、7台の模型と、7枚の写真と、短い文章が7編、そして12脚の椅子のみ。建築の展覧会にしては、とてもさっぱりしている。展示されている作品は、SANAA(妹島和世+西沢立衛)の二人による7...
山本理顕展 つくりながら考える/使いながらつくる
2003年2月15日―4月26日
レポーター=ベーダ・フェスラー
展覧会場に足を踏み入れたとたん、巨大な白いガラステーブルが目に飛び込んでくる。空間のほとんどが、ライトアップされたガラステーブルによって占領されているのだ。そしてテーブルの上に散りばめられているのは、...
コンスタンティン・メーリニコフの建築 1920s–1930s
2002年10月19日―12月21日
レポーター=田井幹夫
なぜ今、コンスタンティン・メーリニコフなのか。あらためてこの展覧会の根本的な主旨を問いつめることは、この前世紀初頭を席巻したいちアヴァンギャルド建築家を知る以上に意味のあることかもしれない。...
ギャラリー・間100回展 この先の建築
2002年9月3日―10月5日
レポーター=馬場正尊
「僕らは、なぜ建築をやっているのか、それはまだ見ぬ新しい空間を見たいから、新しい空間経験をしてみたいから、ではないだろうか」。 9月7日、ギャラリー・間100回展「この先の建築 ARCHITECTUR...