Contemporary Japanese Houses, 1985-2005
2005 12.8-2006 2.25
会場構成  

第1、第2会場では、住宅のファサードとインテリアを同時に見せるS=1/30の断面模型パネル58点が立ち並びます。さながら「住宅の森」のようなインスタレーションのなか、断面線をなぞらえた薄いパネルを介した住宅の顔(マスク)と内部に広がる小宇宙(ミクロコスモス)の間を行きつ戻りつ散策しながら、それぞれの住宅に凝縮された空間のメッセージを感じ取ってください。
第1・第2会場イメージ CG= Noriaki Hayakawa
 
中庭では、S=1/100の住宅模型が壁面にゆるやかに並び、年表をつくります。壁面に収められた「シルバーハット」から「T house」までの、時代を超えてなお確かな存在感を放つ123の住宅を見通した先には、何が見えてくるでしょうか。
中庭壁面レイアウト図 Drawing=Noriaki Hayakawa
 
同会場に並ぶS=1/200の敷地模型は、その立地環境に特徴のある住宅を集めました。典型的な日本のウサギ小屋と呼ばれる街並みの中に佇む住宅、数年かけて街並みを形成している住宅、3世帯のための大邸宅や狭小地の住宅、海を眺望する住宅など、様々な環境との対話によって創造された12の回答を提示します。

展覧会の会場プランは、監修者の小嶋一浩氏、千葉学氏のコンセプトをもとに、HYKWの早川紀朱氏が設計しました。また、全国22校の大学で制作される展示模型の監修を中央アーキの上領大祐氏、木ノ下裕氏、坂下加代子氏、松本悠介氏が務めます。若手チームが奮闘した会場に、各校で制作された175点もの模型が集ったとき、監修者や主催者の想像を越えて、圧倒的に力強くてわくわくする空間が立ち現れるはずです。ぜひご来館ください。
 
展示作品
お詫び●20周年展チラシ中面に掲載している写真の作品番号と写真クレジット番号表記に誤りがありました。
心よりお詫び申し上げるとともに、訂正をお知らせいたします。

誤)写真番号32 → 正)31番(軽井沢の山荘)
誤)写真クレジット番号32 → 正)31番(軽井沢の山荘/写真=二川幸夫 GA photographers)

竣工年 作品名 設計者
1984 シルバーハット 伊東豊雄 1*
  ハウスインヨコハマ 篠原一男 2*
1985 アトリウム 早川邦彦 3
1986 K邸 安藤忠雄 4
開拓者の家 石山修武 5
GAZEBO 山本理顕 6
1987 結晶のいろ 正治 7
東玉川の住宅 長谷川逸子 8
1988 HOUSE F 1988 坂本一成 9*
PLATFORM I 妹島和世 10
HAMLET 山本理顕 11
1989 数寄屋邑(邑庵) 石井和紘 12
キヨサト閣 篠原聡子 + 隈研吾/空間研究所 13
緑ケ丘の住宅 竹山 聖+アモルフ 14
1990 好日居 齋藤 裕 15
阿品の家 村上 徹 16
1991 富士裾野の山荘 石田敏明 17
ネクサスワールド
レム棟・コールハース棟
レム・コールハース 18*
ネクサスワールド
スティーブン・ホール棟
スティーブン・ホール 19
佐木島の住宅 鈴木了二 20
成城・バス停前の家 (1982) 早川邦彦 21
成城・交差点の家 (1983) 早川邦彦 22
成城・BETWEEN (1988) 早川邦彦 23
成城・路地の家 I・II 早川邦彦 24
熊本県営保田窪第一団地 山本理顕 25*
1992 日本橋の家 岸 和郎 26
コモンシティ星田 坂本一成 27
アルカイック・ジャパン 首藤廣剛 28
岡山の住宅 山本理顕 29
1993 NOS-h 石田敏明 30
軽井沢の仕事場 磯崎 新 31
トラス・ウォール・ハウス 牛田英作
+ キャサリン・フィンドレイ
32
荏田の住宅 1985、1992 富永 讓 33
住居No.14 筑波・黒の家 内藤 廣 34
BARN-3 吉本 剛 35
1994 蓼科斜楼 飯田善彦 36
I邸 北川原温 37
森の別荘 妹島和世 38
津山の家 村上 徹 39
1995 大宰府の住宅 有馬裕之 40
ドラキュラの家 石山修武 41
F3 HOUSE 北山 恒 42
箱の家 001 難波和彦 43
家具の家 坂 茂 44
タンポポハウス 藤森照信 + 内田祥士 45*
家族文化アパートメント「愛田荘」 宮本佳明 46
1996 S 青木 淳 47*
AURA 梅林 克 48
木箱 210 葛西 潔 49
白翳の家 坂本 昭 50
住宅/スタジオ、生け花作家のための 中尾 寛 51
1997 読売メディア・ミヤギ・ゲストハウス 阿部仁史 52
久住章のゲストハウス2 淡路島ワークショップ 53
GULL WINGS HOUSE 宇野 享 54
Villa man-bow 岡田哲史 55
Y-HOUSE 窪田勝文 56
蕣居 齋藤 裕 57
トウフ 玉置 順 58
喜連舎 中東壽一 59
立川のハウス 西沢大良 60
壁のない家 坂 茂 61
F-HOUSE II 古見演良 62
ALICE 前田紀貞 63
「ゼンカイ」ハウス 宮本佳明 64
ALTO B 谷内田章夫 65
1998 スペースブロック上新庄 小嶋一浩 66
梅が丘の住宅 佐藤光彦 67
岐阜県営住宅ハイタウン
北方南ブロック 妹島棟
妹島和世 68
岐阜県営住宅ハイタウン
北方南ブロック 高橋棟
高橋晶子 + 高橋 寛
/ワークステーション
69
ミニ・ハウス 塚本由晴 + 貝島桃代
/アトリエ・ワン
70
ウィークエンドハウス 西沢立衛 71
(5,200mm)3、(6,400mm)3+書斎
/伊東邸
原 広司 72*
1999 六甲の集合住宅 I II III (1983,1993) 安藤忠雄 73
祐天寺T邸 伊東豊雄 74
House SA 1999 坂本一成 75
玄海の週末住宅 塩塚隆生 76
森の家 杉 千春 + 高橋真奈美 77
諏訪のハウス 西沢大良 78
十里木の別荘 八木敦司 79
NT 渡辺真理 + 木下庸子
/設計組織ADH
80

2000
矩形の森 五十嵐淳 81*
VILLA FUJII 宇野 求 82
F.O.B HOMES TYPE-A-001 梅林 克 83
T・N-HOUSE 北山 恒 84
屋久島の家 堀部安嗣 85
ambi-flux 米田 明 86
2001 世田谷村 石山修武 87*
C House/町屋project 入江経一 88
Théa-ory House/町屋project 丸山洋志 89
nkm/町屋project 米田 明 90
A_residence+studio 内村綾乃 + 高橋邦明/A studio 91
チュウクウ 城戸崎和佐 92
エアー・ハウス 三分一博志 93
黒の家 千葉 学 94*
T-set 千葉 学 95
屋根の家 手塚貴晴 + 手塚由比、池田晶弘 96
Ca 長田直之 97
ZIG HOUSE ZAG HOUSE 古谷誠章 98
2002 隅のトンガリ 石黒由紀 99
SPRINGTECTURE びわ 遠藤秀平 100
ナチュラルエリップス 遠藤政樹 + 池田昌弘 101
アブストラクトの家 小川晋一 102
PLASTIC HOUSE 隈 研吾 103
黒/白の住宅 ヒムロハウス 小嶋一浩 104*
此花の長床 中村勇大 105
折本邸 原 広司 106
ペンギン・ハウス 山下保博 107
2003 4m×4mの家 安藤忠雄 108*
風の輪 五十嵐淳 109
Y house 入江経一 110
積層の家 大谷弘明 111
高田の町屋 奥山信一 112
梅林の家 妹島和世 113*
ガエ・ハウス 塚本由晴 + 貝島桃代
/アトリエ・ワン
114*
2004 G 青木 淳 115
OTA HOUSE MUSEUM 小嶋一浩 116
egota house A 坂本一成 117
八ヶ岳の別荘 千葉 学 118
等々力の集合住宅/T_Flat 豊田恒行/豊田土建
内村綾乃 + 高橋邦明/A studio
119
高過庵 藤森照信 120
エコムスハウス 山本理顕 121
TEM ヨコミゾマコト 122
2005 T house 藤本壮介 123*
1 シルバーハット
© 藤塚光政
2 ハウスインヨコハマ
© 大橋富夫
9 HOUSE F 1988
© 大橋富夫
18 ネクサスワールド
レム棟・コールハース棟
© 大橋富夫
25 熊本県営保田窪第一団地
© 大橋富夫
45 タンポポハウス
© 藤塚光政
47 S
© 藤塚光政
72 (5,200mm)3、(6,400mm)3+書斎/伊東邸
© 松岡満男
81 矩形の森
© 藤塚光政
87 世田谷村
© 藤塚光政
94 黒の家
© 阿野太一
104 黒/白の住宅 ヒムロハウス
© 藤塚光政
108 4m×4mの家
© 松岡満男
113 梅林の家
© 下村純一
114 ガエ・ハウス
© 藤塚光政
123 T house
© 阿野太一
 
 
Back to Top
GALLERY・MA TOTO出版 COM-ET TOTO
COPYRIGHT (C) 2008 TOTO LTD. ALL RIGHTS RESERVED.