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戸建住宅・高齢者施設(居室)向け
『ベッドサイド水洗トイレ』10月2日(月)新発売

~利便性向上と低価格化を実現~

TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市 社長:喜多村 円)は、要介護者向けに居室内に後付け設置できる戸建住宅・高齢者施設(居室)向け『ベッドサイド水洗トイレ』を4年ぶりにモデルチェンジし、10月2日(月)に発売します。

新商品は、移動性向上を図るため、小型軽量化および本体後方にキャスターを搭載し、ひとりでも動かせるようにしました。デザイン面では本体カラーをより室内空間に溶け込むように「ホワイト」から「パステルアイボリー」に変更し、価格は利便性向上を図りながらも39万8千円(税抜、設置・工事費別途)と従来品と比べ、13万円低く設定するなど低価格化を実現しました。

『ベッドサイド水洗トイレ』は、設置しづらかった戸建住宅や高齢者施設の居室のベッドサイドに後付けで設置できる水洗トイレです。使用者の状況にあわせて移動することが可能で、2013年の発売以来、ユーザーから好評を得ています。介助者の高齢化、人手不足、心身的負担が社会問題となっているなか、設置の自由度が高い居室内水洗トイレ『ベッドサイド水洗トイレ』により、要介護者の排泄の自立促進、介助者の負荷軽減が期待できます。

【写真セット】
戸建住宅・高齢者施設(居室)向け
『ベッドサイド水洗トイレ』
セット品番:EWRS320
希望小売価格:398,000円(税抜、設置・工事費別途)
寸法:幅698mm×奥行き871mm×高さ709mm
『ベッドサイド水洗トイレ』は、汚物を粉砕する「粉砕圧送ユニット」と、給水と汚物搬送を「細い給排水管」で実現したことが大きな特長です。これらにより、これまで困難とされてきた水洗トイレの後付けを可能としました。 屋内配管は十分な強度を持つ長さ約2.5m、給水、排水の細径フレキシブルホース(以下フレキホース)を使用しているため、要介護者の状況に合わせたトイレ本体の設置位置の調整が可能です。

『ベッドサイド水洗トイレ』は、「経済産業省 ロボット介護機器開発・導入促進事業」の補助金を受けて開発した商品です。

『ベッドサイド水洗トイレ』は、「介護保険制度 特定福祉用具・特定介護予防福祉用具 購入対象品」です。

「ベッドサイド水洗トイレ」過去の受賞歴

開発経緯

TOTOは1960年代からバリアフリー分野での研究に力を入れてきました。2000年以降にはさらに高齢社会のニーズを見据え、ユニバーサルデザインや高齢者配慮へと研究の幅を広げ、商品を拡充しています。
排泄行為は要介護者、介助者双方にとってデリケートな課題です。『ベッドサイド水洗トイレ』は、要介護者の排泄の自立を支援し、介助者の負荷も軽減する目的で、約10年以上の研究開発時間をかけ、2013年に第1弾を発売し、その後、介護の現場の声を反映しながら改善・改良を重ね、この度、コンパクト化とキャスターによるひとりでの移動を可能としました。

「ベッドサイド水洗トイレ」の主な特長

1.ベッドサイド水洗トイレの仕組み

ユニット内の粉砕室に入った汚物を「パルセータ」と呼ばれる粉砕機で粉砕し、流せる状態まで細かくした上でポンプ室内で圧力をかけて室外へ搬送します。これにより細い屋内配管(フレキホース)を採用でき、これまで困難とされていたベッドサイドへ後付け可能な水洗トイレが実現しました。通常のトイレと同様に水洗で搬送するので汚物処理の手間がなくなり、臭いも残りにくくなります。

2.移動に便利なキャスター

従来品より奥行きを約13cm短く、質量を約16kg減(82kgから66kg)と小型軽量化し、後部にキャスターを搭載したので、ひとりでも移動が可能です。

3.メンテナンスが容易

万が一、使用中に水に流すことのできない物(ガーゼ、尿取りパッドなど)を落としても、後ろのパネルを開けて取り出せます。

4.その他の機能

ウォシュレットや、汚れがつきにくいフチなし形状、少ない水量でパワフルに洗浄する「トルネード洗浄」を搭載。
身体を支えるアームレストで座った際のバランスを保ちやすくするなどさまざまな機能を盛り込みました。

(※)ウォシュレットはTOTOの登録商標です。

4-1.ウォシュレット

ウォシュレットを標準装備しました。温水でおしりを洗えるので清潔です。暖房便座付きで、冬でも暖かく使用できます。
また、リモコン付きなので手元で便器洗浄が行えます。

4-2.フチなし形状とトルネード洗浄

フチなし便器でお手入れがラクです。渦を巻くようなトルネード洗浄が、少ない水量で洗浄します。
5.5ℓ/回(大洗浄)

4-3.アームレスト

立ち上がりのサポートや、座った状態のバランスを確保します。はね上げられるので、介助やアプローチの際にも邪魔になりません。安心のロック付きです。

TOTO 住まいのバリアフリー提案の歩み

TOTOは、現在まで半世紀に渡り、一人でも多くの方に使いやすい水まわり空間の提供を続けています。その中で商品だけでなく使用者に配慮した空間提案が必要である、との考えから1974年にバリアフリーブックを創刊。障がい者や高齢者の身体状況レベルごとの動作を研究し、成果を発信してきました。当事者の方の困りごとに真摯に取り組むことで、市場ニーズを先取りし、法令や国の動きに対応できる商品や空間レイアウトを提案し続けています。

TOTOのUDのとりくみ「UD style」 http://www.toto.co.jp/ud/index.htm
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