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建築家・坂 茂の活動が一冊に。作品集の決定版
『坂 茂の建築――材料・構造・空間へ』
刊行のご案内

TOTO出版は、2017年4月19日(水)よりTOTOギャラリー・間で開催する展覧会「坂 茂:プロジェクツ・イン・プログレス」に併せて、『坂 茂の建築――材料・構造・空間へ』を4月18日(火)に発行しました。

東京、パリ、ニューヨークに事務所を構え、国境を超えて活躍する坂 茂氏は、作品づくりと災害支援活動を両立させてきた、世界でも稀有な建築家です。2014年には建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞を受賞し、いま世界で最も注目される建築家のひとりです。

本書では、30余年にわたる坂 茂氏の113作品を、美しい写真と図面とともに紹介します。坂氏の多岐にわたる活動を、5つのカテゴリーと16のテーマに体系化して示すことで、坂氏のつくり出す作品や活動がどのような進化を遂げたのか、その変遷をわかりやすく追うことができるようになっています。
初期の住宅作品をはじめ近年注目を集める木造の大架構空間、さらには世界中に流通する紙管を用いることで、災害時の応急対応を劇的に効率化させた仮設住宅まで、坂氏の代表作・重要作・最新プロジェクトを掲載しています。坂氏のアイデアがより純粋に発露したプロダクト作品も必見です。カバー裏面には、計画案を含む全作品が掲載された、「坂 茂建築年表」も収録。まさに坂建築を知り尽くすことのできる内容となっています。

設計に従事する実務者はもちろん、建築設計の道を志す学生や若い設計者に、ぜひ手に取っていただきたい、見どころ満載の一冊です。

内容紹介

目次
坂 茂論:三宅 理一

ジョン・ヘイダックからの試行
紙への試行
建築のフォームを見つける 1 材料・構造の合理から
ケーススタディハウス
ミース再読
紙の架構体
建築のフォームを見つける 2 プログラム探究から
家具の家
シャッターの家
景観の家
虚の家
紙の建築

建築のフォームを見つける 3 木が拓く建築
災害支援
建築のフォームを見つける 4 大架構空間をつくる
プロダクト

将来の“ 戒め”としての作品集:坂 茂
プロフィール
クレジット
年表から読み解く坂 建築:真壁 智治(カバー表)
坂 茂建築年表(カバー裏)[イメージ1]

<掲載作品>
・壁のない家 [イメージ2]
・紙の教会 神戸 [イメージ3]
・カーテンウォールの家
・ニコラス・G・ハイエックセンター
・ポンピドー・センター - メス [イメージ4]
・タメディア新本社
・ラ・セーヌ・ミュジカル [イメージ5]
ほか、113 作品を一挙掲載!!

関連展覧会

「坂 茂:プロジェクツ・イン・プログレス」

2017 年4 月19 日(水)~7 月16 日(日) TOTOギャラリー・間

住所=東京都港区南青山1-24-3 TOTO 乃木坂ビル3F
休館日=月曜および、5 月2 日(火)~5 日(金・祝)[4 月29 日(土・祝)は開館]
TEL=03-3402-1010
URL=http://www.toto.co.jp/gallerma/

プロフィール

坂 茂(ばん しげる)

© Hiroyuki Hirai

[略歴]
1957年    東京生まれ
1984年    クーパー・ユニオン建築学部(ニューヨーク)卒業
1982~83年 磯崎新アトリエ勤務
1985年   坂茂建築設計設立
1995~99年 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサルタント
1995年   災害支援活動団体 ボランタリー・アーキテクツ・
       ネットワーク (VAN)設立
2001~08年 慶應義塾大学環境情報学部教授
2010年   ハーバード大学GSD客員教授、コーネル大学客員教授
2011年~  京都造形芸術大学教授
2015年~  慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授

[受賞歴]
2004年   フランス建築アカデミー・ゴールドメダル
2009年   日本建築学会賞作品部門
2014年   プリツカー建築賞
2014年   フランス芸術文化勲章コマンドゥール
2015年   朝日賞
2016年   JIA日本建築大賞
など多数
ニュースリリース全文は、以下よりダウンロードしてご覧ください。
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