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〜創りだそう!水と暮らしの新しい文化〜

2009年『TOTO水環境基金』助成団体を決定

18団体・計1,102万円を助成
2009年9月18日

TOTOは、このたび2009年「TOTO水環境基金」の助成先を決定しました。
本基金は、社会貢献活動の一環として、2005年より「水環境の再生・保全」をテーマに設立し、これまで69団体の活動に対し助成を行っています(進行中を含む)。 5回目となる今回は、2009年5月15日(金)〜6月25日(木)の間に78団体より応募いただきました。
助成団体を決定するにあたり、TOTOグループ社員で構成する「水環境基金選考委員会」を設置し、書類選考の上、現地に赴いて各団体へのヒアリングを実施、厳正なる選考を重ね、18団体に合計1,102万円を助成することを決定いたしました。

選考方法と選考基準

助成団体の選考はTOTOグループ社員で構成する「水環境基金選考委員会」が実施しています。
まず書類審査により助成候補団体を絞込み、選考委員が現地訪問し、応募いただいたプロジェクトについてのヒアリングや活動現場の視察などを実施。書類審査だけでは分からない熱意やプロジェクトの重要性を確認しています。
書類審査および現地でのヒアリング結果を踏まえ、選考委員会を開催し、今年度は18団体(国内活動団体:15団体 海外活動団体3団体)に合計1,102万円を助成することを決定しました。
なお今回助成を行う18団体のうち6団体については過去に助成を行った団体であり、継続して活動を支援していきます。

○選考のために実施した現地訪問風景


火山里山保全交流会:竹林の伐採を行って、保水や水質の向上が図れていることを検証していく。

小川原湖自然楽校:青森県内外の子供・保護者及び地域住民を対象に、年間を通して自然体験活動などを実施することにより、自然環境及び地域文化に関心を持ち、それらを大切にしようとする人間を育成する。

<選考基準>

  1. プロジェクトが契機となり、地域で水と暮らしの文化に関わる新しい仕組みや事業を創り出す可能性があるか。
  2. 地域の暮らしに根ざした活動で、継続性が期待されるか。
  3. 目的や内容が明確で、プロジェクトの必要性や重要性が高いか。
  4. 実施手法や実施体制あるいは予算の面から、プロジェクトの実現性が高いか。
  5. 地域に住む人びとが活動の中心となり専門家の参加や協力を得ることで、より高い効果が得られるか。

2009年「TOTO水環境基金」助成団体一覧

  プロジェクト名 団体名 活動地域 事業内容
1 マリモから始まる環境教育
〜小川原湖編〜
小川原湖自然楽校 青森県小川原湖周辺 40年ぶりに県内で発見されたマリモをきっかけに、「マリモが住めるくらいキレイな湖にしよう」と始められた環境教育活動。
2 100年先までも美しい水を残しましょう!! NPO法人 川崎町の資源をいかす会 宮城県柴田郡川崎町釜房ダム周辺 釜房ダム湖周辺の清掃活動および菜の花栽培により健全な山の状態を保ち、地域活性化、環境教育も含めた「釜房ダム湖の水質浄化」による地域循環型社会を構築する。
3 Water3プロジェクト
〜水を感じ、学び、守ろう〜
NPO法人 紫波みらい研究所(代表団体) 岩手県紫波町 3つの団体が連携し、水を感じ、学び、守るという3つのテーマに従い、環境学習や体験の場を創設し、紫波町が掲げる"新世紀未来宣言”の一翼をなすことで、水の大切さを100年後の子供たちに残し伝える。
4 「植栽いかだ」による水質浄化と体験環境学習 NPO法人 印旛野菜いかだの会
*2008年度助成団体
千葉県西印旛沼 前回の助成に引き続き、「植栽いかだ法」により空芯菜(野菜)の水耕栽培と二枚貝(池蝶貝)の養殖を行い、アオコの発生を抑制し、水の透視度を高める。水生生物の育みで、窒素、リン系を排除、水質浄化に貢献し印旛沼の再生をする。
5 松蔭高等学校
Blue Earth Project
松蔭高等学校 Blue Earth Project 神戸・大阪・吉野・東京 次世代を担う女子高生たちが、「青く美しい地球の一員」として、「水」をキーワードに地域社会の中で責任ある身近な第一歩を踏み出し、世界の水問題を改善していく新たな仕組み作りを創造していくことを目指す。
6 清水川湧遊(しゅうずがわゆうゆう)プロジェクト
「清水川伝説2009」
清水川湧遊会
*2008年度助成団体
滋賀県東近江市 プロジェクトの使命は、清水川に流れを取り戻し、ふるさとの川として市民の憩いの場とすること。東近江市民が清水川で水に親しみ、水と戯れた記憶を次の世代へと伝え、新たな「清水川伝説」を創出する。
7 鶏鳴八滝選定事業 神山区いい顔づくり委員会 滋賀県甲賀市信楽町神山・神有川および鶏鳴の滝周辺 先人たちが育み残してくれた地域の宝である「清らかな神有川」「四季を感じさせてくれる鶏鳴の滝」を、汚したままの姿で後世に引き継いでよいのかとの思いで始まった活動。滝の賑わいと清らかな水を戻す取り組み。
8 ほたる祭改善プロジェクト ほたる祭改善プロジェクト委員会 京都府綾部市 生活廃水や農業廃水による河川の汚染が蛍の減少を招き、「ほたる祭」の存続にも影響を与え始めため、生育環境の整備保全を中心としたほたる祭の将来構想を立案、実施している。
9 奥四万十源流・清流中津川に「瀬と淵」を復活活用作戦 大正中津川「やまびこ会」 四万十町中津川集落や久木の森山風景林 四万十川の特徴である「穿入蛇行」が織りなす<瀬と淵>の固有の名前を復活させ、集落に暮らす者だけでなく、この地に魅せられて訪れる人々にも、より親しみを持って自然と触れ合うことができるよう記録化する。
10 雨水ダム市民プロジェクト 宮前川クリーンネット
*2006年度助成団体
愛媛県松山市 雨水タンクによる節水効果のデータを収集分析し、表やグラフにして松山市民に公開・提供することにより、雨水タンクが「雨水ダム」として節水効果が大きいことを知らしめる。
11 『四万十』水と共に生きる郷 再生プロジェクト 橘若者会 高知県四万十市西土佐橘 山林の適切な間伐や広葉樹の植樹により保水力のある山を育成し、放置された田畑を開墾し昔ながらの農村文化を継承し、子供らにも参加してもらい四万十川の原風景である「水と共に生きる郷」を再生する。
12 里山ヒヤマと薬王水をむすぶ地域活性活動 火山里山保全交流会 福岡県糸島郡志摩町火山 竹林の増殖が地下水の水位低下を招いたため有志により伐採を開始し、07年に地下水の復元を達成した。この伐採活動の理解・協力を得るため、水質・水量調査を実施し、科学的にも活動の成果を実証する。
13 遠賀川のゴミ減量作戦『葦の利活用を図る』 NPO法人 遠賀川流域住民の会 嘉麻市大隈町『嘉穂水辺の楽校』周辺 河川環境保全の啓蒙と葦の有効利用を図ることを目的に、「嘉穂水辺の楽校」付近河川敷に繁茂している芦を伐採し、堆肥化し、専業農家で水稲に施して「葦米」のブランド化を目指す。
14 高千穂に水源の森をつくろう! 高千穂森の会 宮崎県五ケ瀬川流域 針葉樹伐採跡への広葉樹の優先的植栽、残すべき針葉樹の計画的間伐の2点を実施し、水を貯え災害に強い森づくりを実施する。下流域で活動している団体と連携し、五ケ瀬川の源流に水源の森をつくる。
15 山がんまり〜島型循環エコシステム再生プロジェクト NPO法人 珊瑚舎スコーレ
*2006年度助成団体
沖縄県南城市佐敷 前回の助成活動に引き続き、雨水を最大限に利用する島型循環エコシステムを導入した宿泊型体験学習の場「山がんまり」を完成させ、継続的な利用を目指す。
16 村の深井戸の長期的維持管理を目指して! NPO法人 ブリッジ エーシア ジャパン
*2007年度、2008年度助成団体
ミャンマー連邦中央乾燥地域および日本 ミャンマー中央乾燥地域の村で、「深井戸の長期的維持管理」に必要な技術研修やワークショップを実施し、維持管理能力を強化する。また、現地での活動を日本で紹介していく。
17 沙漠地での水有効活用緑化プロジェクトへの技術支援 ひふみや[自然農法] 中国内蒙古自治区通遼市 砂漠地における水の有効活用技術者、経験者による指導と緑化促進による「沙漠化の防止と再生」、「困窮農民の生産場所と収入の確保」および「子供たち、家族への啓蒙活動」を目指す。
18 エコサン・トイレを活かした教育教材の開発 NPO法人 日本下水文化研究会
*2007年度助成団体
バングラデシュ 前回の助成によりエコロジカル・サニーステーション・トイレ(通称:エコサン・トイレ)が糞尿の循環利用に有効であることは検証できた。地域への普及を図るためにエコサン・トイレの学校での試行を通じ、エコサン・トイレを活かした環境教育を開発する。

ご参考:各団体のより詳しい活動内容に関しては、2009年10月中旬にTOTOホームページ「TOTO水環境基金」内で公開予定です。

「TOTO水環境基金」設立の背景

TOTOグループは、水まわりを中心とした、豊かで快適な生活文化を創造することで、社会の発展に貢献する企業を目指しており、その企業活動は、社会の持続的な発展があって初めて成り立つと言えます。大切な水資源を有効に活用し、未来に向けて社会が持続的に発展していくためには、節水技術の追求などを通じて企業サイドの役割を果たすことはもちろんのこと、NPOをはじめとする市民活動の果たす役割も欠かせません。
そこでTOTOは、よりよい社会を築き、地域社会との共生を目指して、2005年度に「TOTO水環境基金」を設立し、「創りだそう! 水と暮らしの新しい文化」をテーマにした市民の取り組みを支援しています。これまで、69団体に総額1億1,901万円の助成を実施してきました。2007年からは助成対象をアジアまで広げ、今年度は、日本および海外(昨年度までアジアのみ)を対象地域といたしました。
選考にあたっては、TOTOグループ社員が選考委員となり、応募団体の活動地域を訪ねて、活動の内容や熱意などを直接確かめるとともに、本基金に対するTOTOの思いを伝えています。
また、助成対象となった団体が主催するイベントにTOTOグループ社員がボランティアとして 参加し、助成団体との交流を行っています。こうした活動は、TOTOグループ社員の社会貢献・地域共生に対する意識の向上に大きな役割を担っており、このプログラムを通じた地域とのコンタクトの積み重ねが、TOTOグループと地域社会との共生につながっていくと考えています。

<ご参考>TOTOグループ社会貢献・地域共生方針

<目的>
TOTOグループは水まわりを中心とした、豊かで快適な生活文化を創造することで、社会の発展に貢献する企業を目指し、よき企業市民として、経営資源を有効に活用して社会貢献・地域共生活動を行い、よりよい社会を築き支え、社会と共生します。

<本文>
  1. 地域や各国の生活環境・文化・歴史を尊重し、地域社会の活性化や維持・発展に寄与する貢献活動を行い、地域と共生します。
  2. 「地球環境」「社会福祉」「生活文化」に寄与する貢献活動を行います。
  3. 建築・デザイン・水まわり・生活文化に関する情報発信・交流を行います。
  4. TOTOグループで働く一人ひとりが社会を構成する市民として、広く社会貢献活動に参加できる風土をつくり、その活動を支援します。

以上に関するお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

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